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*神山side
神「なんか俺……めんどくさいことしちゃったかもな………笑
ごめんな?」
『いや、なんで謝るんですか!!……のぞ兄も、私も、神山さんの優しさに助けられたんで』
ふふっと笑う彼女
……俺が嘘ついたのは、たしかにその時の2人の仲が悪いように見えたからって理由もある
でも、一番の理由は
神「……あのさ、」
『……はい?』
神「全然話変わっちゃうんやけど……………
Aは、のんちゃんの事、好き?」
『………え?』
神「あ、兄としてとか、友達として、とかやなくて……1人の男性として」
『……………はい、好きです。』
一番の理由は、
2人が上手くいって欲しかったから
……まぁ、結局いらんことやったけど。笑
神「……そっか。……頑張ってな?」
『……ふふ、ありがとうございます』
………好きです
なんて、俺に向けてじゃないことくらい、
俺から仕掛けたんだからもちろんわかってる
やからこそ、これだけ胸が苦しくなるなんて、Aが相当本気で好きやねんなぁ
でも、もうこの恋も終わり
神「せや、そろそろ朝ごはんできるし、運ぶの手伝ってくれる?」
『あ、いいですよ!』
神「ありがとう」
.
ありがとう
大好きやったよ。
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作者名:あっしー | 作成日時:2017年6月30日 22時