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*小瀧side
それからみんなに言わないまま3日が過ぎた
この日は流星とAのおかんのとこに行くことになった
望「絶対大切にします」
「ふふ、なんか結婚するみたい。笑」
流「………」
Aもシェアハウスに行きたいって言ったらしく、あの空いた部屋にAが来ることは決定した
あと一年
楽しみだけど俺の妹問題はまだ解決してないし、
……まぁ正直に言えば済むんやけど、
それに、何より一年後は
この目の前で笑う女性が居なくなっているかもしれない
考えられへんよ、ほんま、
「………流星くん?」
流「へ?」
「どうしたの?そんな悩んだ顔して、」
流「え?あ、はは〜なんでもないです」
「……そう?ならいいんだけど」
チラッ
流星が俺を軽く睨む
気まずくて目線を逸らした
望「あ、俺らそろそろ」
「帰る?まぁもう遅いもんね。気を付けて帰ってね」
望「はい。また来ます!」
「ふふ、ありがとう、ばいばい」
Aのおかんに手を振り返して病室を出る
流「望」
望「ん?」
流「俺からはみんなには言わへんから。お前から言えよ」
望「……うん」
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作者名:あっしー | 作成日時:2017年6月30日 22時