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望「あ、これ美味い」
加「何それ」
望「そこのコンビニで買ったパンっす。食べます?」
加「遠慮しとく。あんこ入ってんじゃん」
望「あ、苦手でしたっけ」
加「無理無理。パサパサしてるものにパサパサしてるの挟んで美味しい?」
望「ひどい言いようっすね。笑」
そんなシゲはおにぎりを食べていた
……男の俺から見てもやっぱこの先生イケメンなんだよなぁ…
まぁ俺もなかなかやけど?((
加「…小瀧」
望「はい?」
加「もうあいつには伝えたのか?…白石さんの事」
望「あいつって……Aですか…?」
シゲは下を見ながら静かに頷く
望「……まだです」
加「まだってお前、」
望「わかってます、伝えなきゃだめな事なんか。でも……
でも、言えないですよ、そんな」
加「……辛いのはわかる。でも、言わないと。
あいつの為にも、お前の為にも」
望「……ですよね。
…すいません、俺もう戻ります。
久しぶりに話せてよかったっす。じゃあまた」
何かを言っているシゲから逃げるように会社へ戻った
その日の仕事は全くと言っていいほど手につかず、正直あんま覚えてない
アルバムを取った後の罪悪感もきっとこのせいで
…俺、どうしたらええんやろ、
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作者名:あっしー | 作成日時:2017年6月30日 22時