後ろのアイツ。【JUMP】

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…

それなのにこれはどういう事でしょうか

「これ山田先輩に…!」

『ごめんね？自分から渡してきてって言えって言われてるから…』


あの子に手紙を受け取ってからもう4人目
手紙を渡してくる相手は全員後輩。
あの子が手紙を渡したのが広まったんだろうけど…
断る私の身にもなってくれぇぇぇ！！！


2年の廊下に来るんだったらもうそのまま手紙渡して…?ね？


「葉月さん…だよね?」

『はい？』

若干キレ気味で振り返ったら、居た人はいつもみたいな後輩じゃなくて

「私、3年の高井って言うんだけど、葉月さん山田くんと仲いいよね？」

『は、はい…』

「渡してほしい物があるんだけど…」


なんとなく予想できるけど相手が先輩という事もあって何もできない

「これ。」

『あー、えっと…』

予想どうり
完全にラブレターですね…


『実は、そのー…本人から手紙とかは直接渡してほしいから断れって言われてて…』

「えー、今回だけだから。ね？」

『いや、でも』

「お願い！」


？「先輩。」

「え？」


グイグイくる先輩に困っていた時。

救世主が現れました


？「葉月さん困ってますし、自分で渡して見たらどうです？」

「…でも」

？「そんなんじゃ山田に嫌われちゃいますよ？」

「…」


そこまで言うならって帰る先輩

『…あ、ありがと！』

？「いいのいいの！」


そう言ってくれる救世主の顔を見ると

『……あ！あの1人！』

？「え、1人？」

『あ、や、なんでもない！ありがと』

思い出せなかった1人





知念侑李…

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