後ろのアイツ。【JUMP】

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＊

『おはよー!』


教室のドアを開けて元気よく挨拶する


「あ、A！おはよー」

「おっはー」


帰ってくる返事に満足しながら自分の席に着く
いつもだったら昨日のテレビの話とか好きな芸能人の話とかしてる皆
けど今日は違う


「ね、今日転校生来るんだって!」

「どんな子だろー!イケメンがいいなー」

「俺可愛い子っだったら嬉しいわー」


皆転校生の話。まぁ、私も気になるんだけども。

＊


チャイムがなって朝のHRが始まった。


担任の八乙女先生が今日の予定を言ってるけど誰も集中できない
だって転校生だよ？
私達にとっては高校入って初めての転校生、集中できないに決まってる


八「えー、なんとなく知ってると思うけど、転校生が居ます！」


待ってましたと歓声があがる。

八「じゃ、入ってきてー」


先生の声と同時に入ってきた生徒
それは


？「えっと、東京から引っ越して来た山田 涼介…です」


女子達の歓声で下を向く山田くん。
そんな彼の席は


八「あー、席は…あそこ。Aの後ろ」

『え…』


私の後ろの席




これが私とアイツ…山田涼介との物語の始まりでした。

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