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「あのー、ジョングク君?」



「ぐっ……はい、なんですか?」



「もうすぐ、私の家着くんだけど……」





信じられなかった。

学校から自宅まで、1キロないくらいの距離を、気がつけばあっという間に2人で歩いていた。この私が。男子とまともな会話など一切できなかった私が。

もちろん、ジョングク君は会話の途中でいきなり私の事をオーバーに褒め始めたり死にかけたりするからめちゃめちゃ盛り上がったおしゃべりって訳ではなかったけど、それでもあっという間過ぎて。さすがに驚いた。

そしてジョングク君。





「私と家の方向同じなんだね…?」



「え、全然。最初の曲がり角から真逆ですよ」



「は」



「送ってくに決まってるじゃないですか」




え。





「は、早く言ってよ!申し訳ないじゃん」



「何を申し訳がる必要があるんですか?僕はこれがハッピーなんですよ。A先輩とずっと一緒に居られることがハッピー。先輩好きです」





こんな距離を歩くなんてたかが知れてるのに。本当に訳が分からない。ナチュラルに告白を挟むな。






「ハッピーだとしても、この辺りで大丈夫だよ」



「いいや、絶対に家まで送ります。絶対に」



「住所知りたいだけでしょ」



「あ、バレてる」



「……」



「いや、違います。だけじゃないです!間違えました、女の子をこんな時間に1人で帰す訳には」



「まだ5時です」

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鹿 - グク死ぬほど可愛いですし主人公の性格との相性がやばいです。このお話すごく好きなのでできたら更新お願いします。応援してますね! (2023年4月5日 3時) (レス) @page14 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 情緒落ち着かないグクが可愛くて可愛いくて♡ww更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2023年1月17日 7時) (レス) @page14 id: a2604c88ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:13 | 作成日時:2023年1月8日 0時

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