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「あ、僕が誰だか分かってませんよね」
「いや、知ってます。一応。チョンジョングク君」
「え、なんで、うそ、先輩が、僕の名前を?」
「男バスのマネージャーが友達にいて、少しだけ話を」
「どうしよう、先輩が、僕のこと知ってるなんて、やばい、どうしよう、好きだ、好きすぎる」
「???」
無意識に頭が斜めに傾く。訳が分からない独り言をぶつぶつと唱えているチョンジョングク。
マジで何が起きてる?
「あ、すみません。困らせちゃいましたよね」
「まあ、ええかなり」
「今日一緒に帰ってくれませんか?」
「はい?」
「今日一緒に帰ってくれませんか?」
怖かった。
なぜ1度聞き返されたのに、同じ言葉を同じイントネーションで何事も無かったかのように言えるのだろうか。
「一緒に帰るって、どうしてですか」
「先輩とお話したいからです」
「えーっと……どうしよう」
「放課後また来ます」
そうして私の返事も聞かないまま
チョンジョングクは嵐のように去っていった。
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鹿 - グク死ぬほど可愛いですし主人公の性格との相性がやばいです。このお話すごく好きなのでできたら更新お願いします。応援してますね! (2023年4月5日 3時) (レス) @page14 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 情緒落ち着かないグクが可愛くて可愛いくて♡ww更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2023年1月17日 7時) (レス) @page14 id: a2604c88ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:13 | 作成日時:2023年1月8日 0時