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『…いつこんな物を覚えたんだ』
まだ柔らかい感触が残っている頬に手を当てて碌に寝れもせず布団を頭まで被った。
……そう言えば、あの時だろうか？
今よりもまだまだ幼かった時の彼を思い出す。
＿＿
＿＿＿＿＿
ぐす、ぐすっと鼻をすする音とギュッと服の袖を握られた事により目が覚めた。
同じ布団にいるショッピかと思いきや彼は気持ちよさそうに寝息を立てており、引っ張られている手を辿れば濡羽色の瞳と目が合う。
『ありゃ、ひとらん？どうかしたの…』
「…………」
『ん…？』
口を微かに開けてボソボソ喋っていて寝起きの私には聞き取ることが叶わず、耳を寄せるとようやく理解が出来た。
「…こわいゆめみたから、…いっしょにねてもいい…？」
そんな成り行きでひとらんらんとも一緒に寝ることに。
私とショッピの間にひとらんを寝させるとまだ怖いのか、カタカタと震えて目をギュッと瞑っている。
『大丈夫、オバケが来たら私が退治しちゃうから』
「……ほんと、？」
『ホント。私強いからね』
ニッと笑うと体の緊張が解けたのか、ようやく笑ってくれて私も安心する。
涙の跡をなぞっていると擽ったいのか、体を捩って笑うので可愛らしい彼に可愛らしいおまじないでもかけてあげよう、なんてふわふわした頭で考えた。
サラサラの前髪を軽く上にあげてちゅっと唇を寄せる。
『おやすみ』
＿＿
＿＿＿＿＿
…まさか、この一連の流れをまだ覚えていたのか、そして周りに言いふらしたのか。
あの時は眠かったから何とも思っていなかったのに今バッチリ起きている状態だとなんであんな小っ恥ずかしいことをしてしまったのか、なんて過去の自分にビンタしたい。
『…おやすみ』
一度目を瞑れば不思議と眠りにつけたのだった。
-memo-
・彼らもキスは特別な事だと知っている
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ハッピー(プロフ) - レイさん» いえいえ、お役に立てて良かったです！ (2020年11月24日 21時) (
レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ハッピーさん» やっぱり公式の方でログインしてない状態じゃないと読めないですよね返信ありがとうございます (2020年11月24日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 私公式のアプリの方から読んでるんですけど、公式じゃなくて、ネットで調べてログインしてない状態からだったら読めました (2020年11月24日 20時) (レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すみませーん2の方見れなくなってたんですがなにかわかる方いらっしゃいますか？ (2020年11月24日 19時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
をん - Rですね？入れましょう(決定) (2020年11月23日 21時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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