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「A、今日寄り道しちゃダメ？」
『寄り道？構わないけど行きたいところでもあるの？』
いつも通り会社の入り口で待ち構えていたひとらんらんとオスマン。
前回一緒に帰れなかったのを引きずっているようでショッピングセンターに行きたいと提案され、一緒に帰れなかったのを私も申し訳なく思い、快く快諾した。
ただ、施設内でどこに行きたいか尋ねても首を傾げられるのだけは勘弁してほしい。
『え、何見たいとか、欲しいとか…』
「Aと一緒に居られるならどこでも良いめう！」
「うん、Aが好きなところに付いてくよ」
どこで覚えてきたの、そんなイケメンな言葉。
そう言われると人間困ってしまうもので。辺りをキョロキョロ見渡して何かないだろうかと目を目まぐるしく動かしていると、気になるものが。
『うーんと…じゃああそこ行こっかな』
「洋服屋さん？わかった」
見るものも子供服から段々大人のサイズに近づいていっている事に母親の如く感動していると肩をチョンチョンと突かれた。
振り向くと微笑みを浮かべたオスマンで、手には可愛らしい洋服が握られている。
「これとかAに似合いそうめう〜」
『この年齢でこんな可愛らしい服はキツイかなぁ…』
「そう？似合いそうだけど…」
丁重にお断りすると彼らは当然不服そうな顔を浮かべたが彼らはお金を持っていない。
為す術がない、と判断した２人は「稼げるようになったら買ってあげるもん！」と店中に和やかな雰囲気を漂わせて終止符。
洋服屋を後にして２人にクレープを買ってあげると一気に顔の周りに花が咲いた。
「これテレビで見て、一回食べてみたいなぁって思っててん…！」
『なら良かった』
ハグハグとみるみる内に小さくなっていくクレープに「詰まらせないでよ」と声をかける。
ものの数分で２人とも平らげてしまい、満足そうにしている彼らの頬に手を伸ばして付いていたクリームを拭うと彼らは我に返ったように目をまん丸にしていた。
「…俺らがAをリードしたかったんにぃ〜…！」
『ふふ、楽しかったよ』
「…また連れてきてくれる？」
『勿論』
帰ろっか。そう声をかけると彼らは私と手を繋いで帰るのだった。
もう２人同時に抱っこが出来ないね、と呟くと「俺らがAを抱っこする側になるから大丈夫」とまたまたイケメンな言葉を使われた。
-memo-
・頼る側から頼られる側へ。
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ハッピー(プロフ) - レイさん» いえいえ、お役に立てて良かったです！ (2020年11月24日 21時) (
レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ハッピーさん» やっぱり公式の方でログインしてない状態じゃないと読めないですよね返信ありがとうございます (2020年11月24日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 私公式のアプリの方から読んでるんですけど、公式じゃなくて、ネットで調べてログインしてない状態からだったら読めました (2020年11月24日 20時) (レス) id: 45915405f4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すみませーん2の方見れなくなってたんですがなにかわかる方いらっしゃいますか？ (2020年11月24日 19時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
をん - Rですね？入れましょう(決定) (2020年11月23日 21時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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