明日も笑おう

はちわ。 ページ10

岩本side

現在15時半。

家の近くの少し広めの公園に向かい

亮平と康二とらうが乗ったスクールバスを待つ。

少し経つと小柄なバスが走ってきて

俺の目の前に止まる。

窓を覗くと入り口のすぐ近くの席に

康二とらうが隣に座っていて

通路側に座っていたらうが1番に降りてきた。

『おかえり』

「ただ…い、ま」

康二は先生に抱っこされて

外にある車椅子まで運ばれてきた。

『おかえり』

「ただいま！」

亮平は奥の方の席で友達と手話で話していた。

［おかえり］

［ただいま］

ちなみに説明すると、

職員は全員手話が出来る。

目黒はたまに怪しいけど…。

子供達はというと

康二は施設に入ってから覚えて

今では会話に困らないくらい出来るようになった。

らうは覚えることが苦手なので

覚えていない。

1回の覚えようとしたが

20分くらいでパニックになってしまって

それからはやっていない。

翔太はなんとなく覚えていて

たまに亮平と話している姿を見かける。

涼太は手話を遊びのように覚えて

日常会話はだいぶスムーズに出来る。

「なあなあ！今日な！〜〜〜！」

俺が押している車椅子に乗った康二が話し始める。

帰り道はいつも今日の出来事を報告してくれて

3人ともこれで康二の1日を把握している。

手話をしながら話しているので

亮平と俺で途中に突っ込みや質問をしながら

会話が進む。

ちなみにらうは興味ないのか周りをキョロキョロ。

いつも歩いてる道でも興味が湧いている様子。









作事です。

お気に入りが400人越えました…！

本当にありがとうございます！

これからもゆっくり更新になると思いますが

気長によろしくお願いします！

リクエストも募集してます。



誤字の指摘ありがとうございました！

これからも誤字脱字気を付けますが

見つけた時は教えてくれると有りがたいです！

きゅうわ。→←ななわ。

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