ろくわ。いらい。 ページ25
岩本side
昨日から入ってきた佐久間は明るく
同い年ということも分かり
ため口で話すくらいの仲になれた。
「早く依頼来るといいね〜！」
「来ないことが1番いいんだろうけどね。」
と、いつの間にかため口で話すほど仲良くなれた。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
「およ？！もしかして…依頼…？！」
「そんな都合よく来たら苦労しないよー笑」
『はい、ゆきのいえです。』
「もしもし、私○○児童相談所の者なんですけど。」
『はい、どうかされましたか？』
「先日、ある男の子の虐待が見つかりましてその子の入所をお願いしたくてお電話されていただきました。」
『入所…ですか…？』
「はい、ですが聴力が全くない男の子で」
『聴覚障害…。』
「はい。」
『施設の者と検討するので折り返しお電話いたします。では、失礼いたします。』
「まさか…？」
『そのまさか。入所の依頼です。』
「まじか！」
『聴覚障害を持った男の子だって。』
「おー俺っちと同じ。どのくらい聞こえないの？」
『聴力は全くないって言ってた。』
「じゃあ手話で話すことになるのかな？」
「俺とひかるは簡単なのしか出来ないよね？」
『そうだね…佐久間は？』
「俺は出来るよ？補聴器ダメになったら終わりだから！」
『どうする？俺はいいと思う。』
「俺も賛成ー」
「俺っちも！！」
「じゃあ電話しよっか。」
「お願いします！」
『了解。』
受話器を取り、履歴からもう一度電話をかける。
『もしもし？』
「はい。○○児童相談所です。」
『先ほど電話頂いたゆきのいえです。ご返答のためにお電話させて頂きました。』
「はい。どうされますか？」
『入所という方向でお願いします。』
「はい、了解しました。では明日こちらに来ていただくことは可能でしょうか？」
『はい、可能です。では明日そちらに伺わせて頂きます。』
「はい、よろしくお願いいたします。では失礼します。」
「なんだってー？」
『明日迎えに来てくださいって。』
「じゃあ明日は絶対寝坊出来ないね。」
『佐久間の荷物は明日来るんだっけ？』
「そう！だから今日は一旦帰るよ〜」
『どうする？まだ早いけど明日忙しくなりそうだし帰る？』
「え？！いいの？！」
『うんその代わり明日頼むぞ。手話通訳さん。』
「おっけー復習しとくね。じゃあまたは明日〜！」
「ばいばーい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 630人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りとくん - オリフラ立ってます! (6月17日 13時) (
レス) @page18 id: 5c632373b0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - ななわ。からじゅうわ。に飛んでます！ (2023年1月15日 21時) (レス) @page10 id: 2ae28a8716 (このIDを非表示/違反報告)
梨夢(プロフ) - コメント失礼します。 5話の真ん中ら辺で「幼馴染効果」って言葉を使っていましたが、双子設定だったようなので疑問に思い、コメントさせて頂きました。 楽しく見させて頂いてるので、これからも頑張ってください!! (2023年1月14日 19時) (レス) @page7 id: bd09c05a6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2022年12月23日 17時
