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ごわ。ほうもんしゃ。 ページ24

深澤side

施設を創立してからおよそ2週間。

現在進展は1歩もなし…。

『そろそろヤバいかな…?つぶれたりしない…?』

「まだ大丈夫…だと思う。」

『うーんもうちょっと策を考えなきゃかな?』

「そうかもね…。」

ピーポーン

「なんか頼んだ?」

『俺じゃないよ?』

「俺もちがう。え?なんだろ?」

『ひかる出てきてよ』

「やだよ、ふっかが行って。」

『えーもうらちあかないから一緒に行こう?』

「ん…分かった。」

不服そうなひかるを引っ張りながら

玄関へ行ってドアを開ける。

ガチャ

『はい?何ですか?』

「こ、ここってゆきのいえっていう児童養護施設ですか?」

『はい、そうですけど。』

「職員を募集してるって聞いて来ました!」

『ああ!どうぞ中に!』

来てくれた方は優しそうな顔をしてて低身長。

髪が耳にかかっているからハッキリは分からないけど

耳には補聴器っぽいのがある。

難聴の方かな?

取り敢えずリビングに案内し、面接的なのを行う。

『こちらにお座り下さい。』

「ありがとうございます。」

『では、お名前を聞いてもいいですか?』

「はい、佐久間大介と申します。」

『なぜここに来たんですか?』

「小さい頃から子供が好きで将来は絶対に児童養護施設で働こうと決めていまして。ですが、高校生の頃に難聴を発症いたしまして。」

『失礼ですがどれくらい聞こえるんですか?』

「補聴器をしていれば日常会話に支障はありませんが、外すとほぼ何も聞こえないです。」

『なるほど…。』

「これまでも何ヵ所も児童養護施設を回って面接を受けて来たのですが、全て断られて来て。」

『…。』

どうしようかとひかるに目をやると…

同じ考えをしてたみたいだ。

障害があるからって断るのはおかしいよな…。

佐久間さんもなりたくてなった訳じゃないし。

この事をなんて口で伝えようか考えていたところ

先に口を開いたのはひかるだった。

「合格です。これからよろしくお願いします。」

「…え?」

「俺たちは家賃払えないんでここに住み込んで働いてるんですけど、佐久間さんどうします?」

「俺も一緒にいいですか?荷物は後日持ってきます。」

『もちろん!今日からよろしくお願いします!』

ろくわ。いらい。→←よんわ。そうりつび。



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りとくん - オリフラ立ってます! (6月17日 13時) (レス) @page18 id: 5c632373b0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - ななわ。からじゅうわ。に飛んでます! (2023年1月15日 21時) (レス) @page10 id: 2ae28a8716 (このIDを非表示/違反報告)
梨夢(プロフ) - コメント失礼します。 5話の真ん中ら辺で「幼馴染効果」って言葉を使っていましたが、双子設定だったようなので疑問に思い、コメントさせて頂きました。 楽しく見させて頂いてるので、これからも頑張ってください!! (2023年1月14日 19時) (レス) @page7 id: bd09c05a6c (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年12月23日 17時

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