episode４０ ページ10
.
.
大野君を(無理やり)たたき起こし、タクシーに乗せお別れした後
迷いながらも櫻井さんについていき、
夜景が映るお洒落なバーに連れてきてもらった。
「うわー！すごーい！みてみて櫻井さん！東京タワーみえますよ！
って、櫻井さんは見慣れてるんでしたっけ・・(笑)」
櫻井「結構来てるからね(笑)でも、Aちゃんとみれたから
いつもより綺麗にみえるよ。」
「・・・櫻井さん、それはさすがに寒いですよ・・」
櫻井「えぇー！結構キメたつもりだったんだけど？(笑)」
「もー！(笑)」
私たちは、櫻井さんがいつも座るという、窓際のカウンターに座った。
櫻井「Aちゃん、何飲む？」
「え、じゃあ、おすすめので・・・」
櫻井「じゃあ、キールとかどう？カシス好きだったら好きと思うけど」
「カシス好きです！それでお願いします」
櫻井「OK マスター、キールといつもので。」
マスターが頷く
「・・いつものって、なんかすごいですね(笑)」
櫻井「あ、ちょっとバカにしてるでしょ！(笑)」
「バレました？」
櫻井「俺だって、いきつけのお店くらいありますよー」
「櫻井さんモテますしね〜」
櫻井「そうかな？ 皆、俺が大手出版社に勤めてるから、ちょっと優しくして
くれてるだけだよ。」
「それ、本気で言ってます？(笑) 嫌味にしか聞こえない・・」
ﾏｽﾀｰ「お待たせしました。キールです。」
櫻井「じゃあ、乾杯しよっか。」
「はい。」
＿＿＿＿＿＿＿ｶｰﾝ
赤黒く染まった綺麗な飲み物・・
一口飲んでみる
「・・・美味しい！」
櫻井「よかった〜！俺もそれ好きだから、Aちゃんも好きだろうな〜って
あれ、俺きもい？」
「・・ふふ、かなり(笑)」
櫻井「ひど(笑) ・・でさ、ニノに俺のことなんて聞いてる？」
「・・・何も。聞いても教えてくれなくって。
ただ、『櫻井って名前は嫌い』としか。嫌いってなんなんですかね本当。」
櫻井「やっぱりそっかー 俺ら、大学の先輩後輩なんだよね。」
「そうだったんですね・・。言ってくれればいいのに・・。」
櫻井「同じフットボールサークルだったんだけど、そこでちょっと・・・」
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なるせ(プロフ) - 作者です。自己満足でかいていましたが、この作品が好評だったら、新しいのも書きたいと考えてます・・。よかったらコメントください(-"-) (2020年5月15日 16時) (
レス) id: f2a1325355 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なるせ | 作成日時：2020年4月30日 1時
