Matt ページ8
賑やかな街中。色とりどりの服が並ぶショーケース。鮮やかで可愛い服が展示されているその前に、私は立っている。
「…可愛いなぁ」
そう呟く自分の格好は、とてもじゃないが可愛いとは言えないくらいに地味な色合いで女っ気がない。
可愛い服が嫌いな訳じゃない。子供の頃は明るくてヒラヒラとして、可愛い服を着ていた時もある。でもある時、「お前にそんな服は似合わねえよ！」と同級生の男子達に揶揄われ笑われ、周りにいた友人達は彼らに対して怒り私を慰めてくれたが、それからというものどうしても可愛い服を着る事が怖くなってしまった。
ずっとショーケースを眺めているのも不審に思われるかもしれない、そう思って離れようとしたところで、「あれ、行っちゃうの？」と声をかけられた。驚いて振り返ると、お店の扉から男の人が顔を出している。
「あ、えっと…あの…」
「ああごめんね！驚かしちゃったかな…？」
「いえ、大丈夫です…」
「さっきからずっと服を眺めてたよね？もし良かったら中でも見ていかない？」
ニコッととても人の良さそうな顔で笑う男の人。断るのも憚られてしまい、小さな声ではいと答えて中に招き入れられた。
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あしは(プロフ) - *momo*さん» ご感想をいただきありがとうございます。気まぐれ更新となりますが、良ければ今後も見に来ていただけるととても嬉しいです！ (1月6日 7時) (
レス) id: ff3801b822 (このIDを非表示/違反報告)
*momo* - とにかく尊い､､、！ありがとうございます！(*^∀^*) (1月6日 1時) (レス) @page16 id: 3a6a443e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしは | 作成日時：2023年1月23日 22時
