Tom(Future)* ページ6
「トムが任務先で撃たれて帰ってきた」
私の元に自らやってきたレッドリーダーに、開口一番そう告げられた。
トムとは任務の際にバディを何度も組んでおり、軍内でもペアでの扱いをよくされている。そんな彼が今回単独任務を任され、その先で運悪く敵対組織と対峙してしまったというのだ。
付いてこい、とリーダーに促され、その後ろに付いて行く。治療室へ向かう道中に彼は大丈夫なのかと問えば、命に別状はないと返ってきて少しだけホッとした。
「トム、入るぞ」
「…はい」
連れられて着いた治療室に入ると、右肩から指先まで包帯を巻かれた姿のトムがいた。彼はリーダーの後ろに立つ私と目を合わせると、バイザーに映るその目を見開く。
重傷でなく胸を撫で下ろしていると、リーダーが私の方へと振り返った。
「A、今からこいつの入浴を手伝ってやれ」
え、と声が漏れた。トムも驚いた顔でリーダーを見る。
「生憎、お前以外に今手隙の人間がいない。腕が使えない間、トムの生活の手伝いは暫くお前に任せる」
そう告げて有無を言わさず部屋から出ていった。置いていかれた私とトムは呆然としていたが、暫くしてトムから「…頼めるか？」と声をかけられ意識を取り戻した。
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あしは(プロフ) - *momo*さん» ご感想をいただきありがとうございます。気まぐれ更新となりますが、良ければ今後も見に来ていただけるととても嬉しいです！ (1月6日 7時) (
レス) id: ff3801b822 (このIDを非表示/違反報告)
*momo* - とにかく尊い､､、！ありがとうございます！(*^∀^*) (1月6日 1時) (レス) @page16 id: 3a6a443e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしは | 作成日時：2023年1月23日 22時
