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「昨日散々飲んでみんな潰れちゃうんだもん、運ぶの苦労したんだからね」
俺に向かって少し不満げな顔をしながらそう告げた。どうも揃いも揃って潰れた後はAが各部屋に運んでくれたらしい。「怪力…」と呟けば容赦なく脳天にチョップが飛んできて蹲った。
「お前…二日酔いの人間の頭にチョップとか…！！」
「今のはトードが悪い。じゃなくてはい、これ」
目の前に置かれたのは鎮痛剤。その他にも胃薬やらスポーツドリンク、果物だけでなくベーコンやコーラまで買ってきていた。
「食べられそうならベーコン焼くけど、どうする？」
そう聞いてくるこいつが、とてもいい女に見えた。今までは気の合う友人で、男女間に起こるそのような気持ちなど無かったこいつの事を、ただ欲しいと思ってしまった。よく見れば顔も悪くない、いやむしろ可愛くねぇか…？？
「…A、俺と結婚しねぇ？」
「………はい？？」
「本気だぜ？お前とキスしたいし、その先だってしたい。お前の全てが欲しい」
「ちょ、待…！！」
ジリジリとキッチン台の方へと追い詰めながら距離を詰めていく。顔を赤や青へと忙しなく変化させるAへと顔を近づけようとしたその時、
「いいから早くベーコンでも食べて頭を冷やせ！！！！」
また脳天へとチョップが振り落とされた。
その後は焼かれたベーコンと鎮痛剤を次々と口に突っ込まれ、正気に戻るまで寝てろ！と自室のベッドまで引っ張られ放り込まれた。
まだ顔を赤くさせたまま、プンスカと俺が二日酔いで混乱しているものだと思っているAをどう落としてやろうかなとウキウキした気持ちを抱え、そのまま俺はもう一度眠りについた。
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あしは(プロフ) - *momo*さん» ご感想をいただきありがとうございます。気まぐれ更新となりますが、良ければ今後も見に来ていただけるととても嬉しいです！ (1月6日 7時) (
レス) id: ff3801b822 (このIDを非表示/違反報告)
*momo* - とにかく尊い､､、！ありがとうございます！(*^∀^*) (1月6日 1時) (レス) @page16 id: 3a6a443e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしは | 作成日時：2023年1月23日 22時
