Tord ページ11
ギッ…ギシッ…と軋む音、細かく漏れる吐息、薄暗い視界。目の前にいる男は、その身体を惜しげもなく晒している。
ぼんやりとした頭でトード、と途切れ途切れにその男の名を呼べば、行為を止めて彼がこちらを見る。
「…っはは、かわい……」
熱を持った視線に絡み取られる。心臓がきゅうきゅうと激しく鳴く。
再開された行為によって全身を走る快感に震えながら、近付いてくるトードの顔にその意図を感じ目を閉じて……。
そこで目が覚めた。
…それからかれこれ一時間弱、私はまだベッドの中で蹲っていた。
いや、嘘じゃん。嘘だと言ってくれ。アイツとそういう事をする夢なんて、そんな、何かの間違いだ…！！
もだもだと考えてもキリのない事を延々と考える。トードの事はあのシェアハウスに住む四人の中で特に食えない男で、気に食わない奴だと思っていた。
だからこそ夢に登場、からのまさかの流れに頭を抱えた。夢は深層心理の現れ、とも人は言う。……嘘であってくれ…。
ひとしきり頭を抱えたせいか、ぐうぅ…とお腹が鳴る。重い足取りでキッチンへ行き冷蔵庫を開ければ、まあ中はほぼ空っぽ。そういえば買い出しに行く予定してたっけ…。
ハァ…と大きめの溜息をつき、着替えの服を引っ掴む。誰かに会う前にサクッと行って帰ってこよう、と思いながら家を出た。
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あしは(プロフ) - *momo*さん» ご感想をいただきありがとうございます。気まぐれ更新となりますが、良ければ今後も見に来ていただけるととても嬉しいです！ (1月6日 7時) (
レス) id: ff3801b822 (このIDを非表示/違反報告)
*momo* - とにかく尊い､､、！ありがとうございます！(*^∀^*) (1月6日 1時) (レス) @page16 id: 3a6a443e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしは | 作成日時：2023年1月23日 22時
