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HC「とりあえず手洗ってこいよ。」
「ヘチャン肩は？」
HC「俺拭いてどうにかする。後片付けとくから行ってこい。」
「わかった、ありがとうね」
そう言ってトイレに行ったお姉さん。
今は目の前に先輩だけ。
あ、隣に困惑した友達もいるけど・・・。
HC「手に持ってるやつちょーだい。」
先輩はいつも通り話しかけてきた。
「先輩・・・あんな綺麗な彼女いたんですね。」
HC「まだ彼女じゃねぇよ。」
堂々と目の前でキスしたくせに。
「ずるいです、あんな綺麗な人。最初っから勝ち目なんてなかった。」
ヘチャン先輩は、カフェのスタッフさんが「片付けますよ」って来てくれたのを「大丈夫です、俺らがやるんで」ってちゃっかり私を巻き込んで断っていた。
そういうとこ、そういうとこが本当に・・・。
HC「そんなことねぇけど。」
先輩はずるいんだ。本当にずるい。
「そうやってまた、」
HC「お前のこと気になって1回あいつのことふってるから。」
え？
HC「まぁ結局、また惚れ直しちまったけど。お前もじゅーぶん可愛いしすげぇこっちは悩まされたっつーの。」
床拭きながら、いつもの調子でそんな事言わないで。
「先輩のそういうところ、嫌いです。本当に嫌い。」
HC「そーでしょーね」
本当に嫌い。大嫌い。
・・・
「でも、大好きです、悔しいけど、大好き。私諦めません。お姉さんくらい綺麗になって惚れさせます。先輩ちょろいんで、私が本気出せば一発です！！」
HC「おい、調子のんなよ」
なんでこんなすきなんだろう。期待させるだけ期待させてどん底まで落とすのに。
「ヘチャンごめんね、」
HC「おう、クリームくせぇ」
「とりあえず、帰ろうか？」
2人がどこに帰るのかなんて知らない。
知ったこっちゃない。
例えお姉さんの家であっても、私が先輩を好きな気持ちは変わらないんだから。
Aside end
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久遠(プロフ) - 完結お疲れ様です！個人的に後輩ちゃんに気持ちが肩入れしていた（？）ので落ちは胸がとんでもなく痛くなって自分でもびっくりするくらいとんでもなく声を出して泣きました…！無理あんな健気な子が…！！！素敵なお話をありがとうございました！ (2021年12月20日 7時) (
レス) @page33 id: c305cae8a2 (このIDを非表示/違反報告)
rri(プロフ) - ほんとに胸にグッとくるとても素敵なお話でミミミ様ほんと天才デス！！これからも応援しています！！ (2021年2月20日 13時) (レス) id: 476bb9a440 (このIDを非表示/違反報告)
rri(プロフ) - そしてやっぱりヘチャンは一筋縄じゃいかないような女の子好きになりそうな感じします（笑）最初から豆腐ちゃん推しだったので、ラストほんとに万歳万歳ですし、ヘチャンの豆腐ちゃんへの好きが確信した瞬間もまたエモすぎて思わず涙してしまいました…！ (2021年2月20日 13時) (レス) id: 476bb9a440 (このIDを非表示/違反報告)
rri(プロフ) - 完結お疲れ様です！！！このお話とんでもなく好きです…！ヘチャンがまじヘチャンで学校にいたらこんな感じだな〜罪な男だな〜と心底思いました。好きが溢れます。恋の始まり方も最高にキュンキュンしました！、、 (2021年2月20日 13時) (レス) id: 476bb9a440 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - とても読んでいて楽しかったです！ミミミさんのお話どれも好きです！！これからも応援しています。 (2021年2月1日 9時) (レス) id: 938e109c39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミミ
| 作成日時：2020年7月6日 20時
