番外編. ページ22
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クリスマス当日。
あたしはいつ明王が勝手に家に侵入してきてもいいように、家を綺麗にして待っている。
窓を眺めていると、雪が降り始めていた。
俗に言うホワイトクリスマスだ。
時計と窓を交互に眺めて、明王を待つ。
「うぃー…さみさみ」
しばらくして、前回同様に玄関の開いた音がして明王が勝手に入ってきた。
真っ先にあたしに抱きつくと思ったのにコタツに潜りやがった。
「明王早かったね?」
「あー、いや、Aﾁｬﾝに早く会いたくてねェ」
サラッとイケメンな事を言うな。
顔を少し赤くしながら「そりゃどーも」と、明王っぽく返事をしてみる。
今まで寒いところを歩いてきたせいか、明王も耳が赤い。
「…そうだ、明王ちゃんにプレゼントをあげよう〜」
「あ、俺も」
そう言ってお互いにプレゼントを渡し合う。
「どれどれ…」と袋の中を覗く。
「…ゲッ、何で問題集なのさ」
「Aが勉強するように」
「うわーっ、鬼だ明王、酷い!!」
そう叫ぶあたしを面白そうに明王は見つめる。
まぁまぁ、あたしのプレゼントを見たら泣いて喜ぶだろうよ。
「…マフラー手袋ホッカイロ一箱」
「そう、あたしと同じ完全装備セット」
「お前のセンスを疑うわ」
「いや明王に言われたくないね」
目が合う。
なんでか面白くて同時に笑い出す。
前よりも明王との距離が近くになったように感じる。
なんというか…
「……コタツ暖かくて眠くなってきたなぁ」
「そうだな…一眠りしてからケーキだ」
「ん」
明王の隣に寝転がり、目を瞑る。
なんというか、幸せだなあって感じてる。
この後明王より早く目が覚めたあたしは、寝てる明王の顔に落書きをし、明王が目覚めた頃にぶん殴られるのは別の話。
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さすらいの作者(プロフ) - 不動かっけえ!!萌えた(^q^)これからも頑張ってください (2019年3月30日 21時) (
レス) id: bfb05cfe75 (このIDを非表示/違反報告)
くまちー*(プロフ) - シナシグさん» もちろんです！ありがとうございます！！ (2019年3月30日 21時) (レス) id: d38e851373 (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - いつもくまちーさんの小説すっごい楽しみにしてます!!あのリクエストって現在受け付けてますか?もし受け付けていて大丈夫そうでしたら雨宮太陽君をお願いしたいです!!これからも更新頑張ってください!!応援してます!! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 6c368ece55 (このIDを非表示/違反報告)
文鳥(プロフ) - あ、ヤバい。明王カッコよ。あ、すみません！文鳥と申します。不動大好き人間でs((キモ あー、とにかく凄いおもしろかったです！！ (2019年3月11日 20時) (レス) id: 0fb2e44201 (このIDを非表示/違反報告)
くまちー*(プロフ) - 月宇さん» ありがとうございます！ 月宇さんも、受験頑張って下さい！ (2019年3月9日 6時) (レス) id: d38e851373 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまちー* | 作成日時：2018年7月16日 22時
