042：君を守るから ページ42
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山田「ん……」
「りょ……すけくん……？」
山田「あ、起こしちゃった？」
「んーん……」
気づいたら、もう朝
俺は、隣で横たわるAちゃんを
抱き寄せて向かい合った
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山田「……ね、呼び捨てにして？」
「涼介……？」
幸せな気持ちを閉じ込めるように
ゆっくり優しく唇を重ねて
山田「……A、起きよっか？」
「ん……」
リビングのソファに肩を並べて
欠伸しながらテレビをつけた
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伊野尾「今日の、いのーピクチャーは……こちらでーす」
あ、いのちゃん……
そっか今日木曜だっけ
三宅「あれ、これは山田くんかな？」
伊野尾「そうですね、うちのメンバー山田との一枚です」
永島「お二人してしかめっ面ですけど、どうされたんですか？」
伊野尾「実は山田、携帯買い替えたんですけど、連絡先が一部消えちゃいまして」
三宅「え、それは大変だ」
伊野尾「途方に暮れてた山田との、ツーショットですね」
永島「意外と、おちゃめな一面があるんですね」
伊野尾「山田と連絡とれない皆さん！こういうことですよー！以上、いのーピクチャーでした！」
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……え？
山田「俺、携帯なんて……」
「……これ、もしかして」
山田「……ん？」
「昨日ね……」
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いのちゃん……、もしかして
山田「ごめん、一瞬だけ待って」
携帯の中
急いで、うるさい奴らの通知を
順番に消していく
いのちゃんがくれた�爛廛譽璽鵐鉢瓩�
Aを不安にさせない�猖睨´瓩�
「大丈夫……なのかな」
山田「なんで？大丈夫だよ」
「でも……」
山田「仕事関係で必要な連絡は、あるけど……それ以外は必要ないし」
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愛しい人が傍に居ることが
こんなにも幸せで
こんなにも気持ちが満たされて
こんなにも嬉しいだなんて
なんで知らなかったんだろう
「ありがと、涼介」
山田「どういたしまして、お姫様」
俺の腕に、ぴったりくっつく横顔は
カーテンの隙間から照らす陽に照らされて
なによりも一番、綺麗だった
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▼SOLA(プロフ) - 有岡担さん» コメントありがとうございます。いま連載中のお話が二つあるので、そのお話が完結したら検討してみますね。 (2020年5月17日 15時) (
レス) id: 52a307bcb1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - めちゃくちゃ面白かったのでafterstory読みたいです！ (2020年5月17日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月30日 21時
