035:デートの前に 【Kei】 ページ35
Kei side_
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伊野尾「Aちゃーんっ、こっち座る?」
「あ、はい……」
俺は、メンバーに一通り挨拶を済ませた
Aちゃんをソファに座らせた
大ちゃんが言ってた通り
たしかにAちゃんと山田は、似てる気がする
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「あ、有岡さん!この前は……ありがとうございました」
有岡「いーよいーよ、また使ってね?有岡ハイヤー」
「……はいっ」
大ちゃんがナイスアシストしたことを聞いて
一安心は、したけど
まだ二人は付き合ってない
だから、今回は
伊野尾様も手助けしてあげようかな、と
有岡「いのちゃん、あとよろしくな」
伊野尾「ふぇーい」
小声の大ちゃんがシャワー室に向かって
俺は、Aちゃんの隣に座った
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伊野尾「……うちの山田、かっこよかったでしょ?」
「……はい……っ」
あ、照れちゃって
伊野尾「この後、山田とどっか行くの?」
「いや、まだ分からなくて……」
伊野尾「なるほど、デートですか」
ビックリした目で俺を見て
耳まで赤くなってくAちゃん
伊野尾「……どこに惚れたの?」
「えっ?……え、っと……」
伊野尾「あ、やっぱやーめた」
「……へ?」
伊野尾「それは山田に言ってあげて?」
控え室の入口を指さすと
つられてAちゃんの視線も動く
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「でも……」
伊野尾「……ん?」
「可愛い人も綺麗な人も、たくさん居るはずなのに……なんで私なんか」
それは、さ
山田にとってAちゃんが
一番だからなんじゃない?
伊野尾「……気になってんだ」
「はい、ちょっと……」
伊野尾「そっかそっか。……じゃあ、その不安を吹き飛ばしてあげよう」
「……?」
伊野尾「有岡ハイヤーの次は、伊野尾様の出番ってとこかな」
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ねぇねぇ、Aちゃん
俺も二人のこと心から応援してるんだ
だから
俺らにしかできない、プレゼント
喜んでくれるかな?
中身は何か、って?
……それはまだ内緒だよ
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▼SOLA(プロフ) - 有岡担さん» コメントありがとうございます。いま連載中のお話が二つあるので、そのお話が完結したら検討してみますね。 (2020年5月17日 15時) (レス) id: 52a307bcb1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - めちゃくちゃ面白かったのでafterstory読みたいです! (2020年5月17日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:▼SOLA | 作成日時:2019年5月30日 21時