033:お前ら、な ページ33
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何度も何度も
ライトを浴びたステージ
だけど今日は
いつもより明るくみえて
少しだけ浮き足立ちそうで
ほんの少し緊張してる
ねぇ、Aちゃん
俺の気持ち、ちゃんと見えるかな?
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たった、ひとつだけ願いが叶うなら
Aちゃんが欲しいし
もう、Aちゃんチュウドクで
症状は深刻……ってよりか、重症
だから、俺の中で
AちゃんがNo.1なんだよ?
俺の気持ちは
揺るがないから……
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八乙女「お疲れ様ー!」
山田「……お疲れ!」
中島「お疲れ様でしたー!楽しかったー!」
有岡「山田、今日キメキメだったな」
山田「いつもキメてんだろ」
高木「いつもよりアイドル感あったよね」
知念「ほんっと、涼介は分かりやすいよ」
伊野尾「俺、Aちゃん見つけちゃった」
薮「マジ?どこら辺?」
岡本「どんな子か見たかったなぁ……」
みんながいつもより
大きく移動してたのは
Aちゃん探してたってことね
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有岡「山田!お姫様きた!」
大ちゃんの声に振り向くと
そこには
俺があげたキャップを被ったAちゃん
「あ、お邪魔します……」
山田「Aちゃ……」
中島「え、めっちゃ可愛いじゃん!……あ、俺のことは裕翔って呼んで?」
高木「はじめまして、高木です」
八乙女「八乙女です。あ、ココ座って?」
知念「ごめんね?涼介ワガママで」
岡本「そのキャップ、やまちゃんとお揃い?」
薮「薮です、はじめまして。騒がしいけど、ゆっくりしてていいからね?」
伊野尾「Aちゃーん、俺の膝の上も空いてるよーっ」
山田「ちょ、あんま近寄るなって」
ったく……
油断も隙もねぇよ、ほんと
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有岡「山田、先シャワー行く?」
あ、シャワー……
山田「すぐ!すぐ戻るから……ちょっと待って!」
小さく頷くAちゃんを椅子に座らせて
着替えを探した
俺の本番は、これから
メンバーに笑われながらも
着替えを片手に
シャワー室へと急いだ
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▼SOLA(プロフ) - 有岡担さん» コメントありがとうございます。いま連載中のお話が二つあるので、そのお話が完結したら検討してみますね。 (2020年5月17日 15時) (レス) id: 52a307bcb1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - めちゃくちゃ面白かったのでafterstory読みたいです! (2020年5月17日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:▼SOLA | 作成日時:2019年5月30日 21時