023：ラストチャンスは唐突に ページ23
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山田「……って感じなんだけど」
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伊野尾「へぇー、恋してんねぇ山田」
有岡「なーにやってんだよ」
山田「う、うるせぇな」
二人に今までの事情を
素直に打ち明けた
集まったのは
よくメンバーでくる店
いのちゃんは
相談するのにもってこいだし
大ちゃんは行動力あるから
見習おうと思って
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山田「……なんで怒らせたんだろ」
有岡「なんか失言した？」
山田「は、んなわけ」
伊野尾「そもそも怒ってない、とかは？」
山田「連絡しないで大丈夫、ってきたのに？」
伊野尾「ん、」
有岡「どういうこと？」
伊野尾「もっとシンプルに考えなよ」
山田「いのちゃん、どういう意味？」
伊野尾「んっとぉ……」
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伊野尾「誕生日祝ってもらえる、って嬉しくなってさ。その後になかなか会えなかったら山田は、どう思う？」
山田「ちょっと寂しい……かも……」
伊野尾「今までバイト先に顔だしてくれる人、気になった途端こなくなったら大ちゃん、どう思う？」
有岡「俺に興味ないのかな……って思う」
伊野尾「そーゆーこと！」
山田「でもさ、連絡拒むのって……」
有岡「それは山田のことを思ってじゃねぇの？」
……は？
伊野尾「お、大ちゃんたまにはいいこと言う！」
有岡「たまにじゃねぇから！」
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ちょっと待って
それって……
それが本当だったら、俺
山田「勘違いしてた、ってこと……？」
伊野尾「まぁ、真実はAちゃんしか分からないけど」
有岡「そしたらさー、アレも気にしてたりして」
山田「アレ？」
有岡「ほら、よく俺ら思われがちじゃん？」
伊野尾「私なんかより、綺麗な人とか可愛い人いるんじゃない？って」
わざと高くした
いのちゃんの声が通る
たしかに、それは
今までに言われたことあった
そりゃ仕事柄
可愛い人も綺麗な人も見かけるけど……
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有岡「……山田、これでラストな？」
山田「ん？」
伊野尾「山田のラストチャンスだねー」
有岡「あんな可愛い子ほっといたらすぐ取られんぞ？」
目の前の二人は
優しい目線で口角を上げた
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▼SOLA(プロフ) - 有岡担さん» コメントありがとうございます。いま連載中のお話が二つあるので、そのお話が完結したら検討してみますね。 (2020年5月17日 15時) (
レス) id: 52a307bcb1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - めちゃくちゃ面白かったのでafterstory読みたいです！ (2020年5月17日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年5月30日 21時
