014:ショータイムの後は ページ14
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ライトを浴びて
歓声が上がる瞬間
それが俺のスイッチ
たくさんの笑顔と団扇に迎えられて
完全なるアイドルモード
やっぱり少し照れるから
ゆうてぃみたいなファンサは
まだ上手くできないけど
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たくさん歌って踊って
ステージ上を移動しながら
メンバーとじゃれ合うのも楽しい
決めるところ全部
上手く決まった気がするのは
気のせい?
会場一体になった楽しい時間は
驚くほど早く過ぎていった
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山田「お疲れっした!」
伊野尾「お疲れー、」
有岡「ありがとうございましたー!」
コンサート終了後
舞台裏にはけても
まだ余韻は抜けない
中島「やまちゃん、お疲れ!」
山田「お疲れ!いぇーい」
メイキング用カメラを持った
ゆうてぃに遭遇
伊野尾「うぇーい、お疲れーい」
中島「これからみんなで、ご飯食べ行きまーす」
伊野尾「あ、一緒にくる?」
髪が濡れたまま
メイキング用カメラに向かって
話し始めるいのちゃん
ゆうてぃがカメラを小さく縦にふる
山田「いのちゃん?」
伊野尾「山田さん、いいですか?ウチの子連れてっても」
山田「許す!」
伊野尾「ふはっ、いいってさぁ」
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伊野尾「ほら、行くよー?」
カメラを持った
ゆうてぃに、いのちゃんが手招き
ちゃんと低い目線で
カメラ構えるゆうてぃ
中島「いのちゃん彼氏感すごかった」
山田「いのちゃんファン喜ぶなーこれ」
伊野尾「大ちゃんよりは上手くできたっしょ」
山田「あ、そうだ。ちょっと先行っててくんね?」
伊野尾「……山田、行かねぇの?」
山田「いや、たいして遅れないと思う……けど……」
携帯を確認すると
そろそろココを出ないと間に合わない時間
中島「んじゃ、先はじめてるねー」
山田「ん、連絡する」
二人とわかれて
俺は急いでタクシーに乗り込んだ
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コンサートの余韻が理由なのか
会うまでの緊張が理由なのか
気持ちが、まだまだ忙しい
そんな俺を知ってか知らずか
信号は全部青だった
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▼SOLA(プロフ) - 有岡担さん» コメントありがとうございます。いま連載中のお話が二つあるので、そのお話が完結したら検討してみますね。 (2020年5月17日 15時) (レス) id: 52a307bcb1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - めちゃくちゃ面白かったのでafterstory読みたいです! (2020年5月17日 2時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:▼SOLA | 作成日時:2019年5月30日 21時