◆2 days：違う距離に ページ18
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涼介くんの腕の中は温かくて
優しく涙を拭ってくれた
小さい子をあやすみたいに
涼介くんの声は、ずっと優しくて
寂しかった心を包んでくれる
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山田「……落ち着いた？」
「ん、ありがと」
山田「Aちゃん、顔洗っておいで？そろそろ支度しよ」
「うん」
冷たい水で顔を冷やすと
気持ちが澄んでいくようで
ふぅ、とひとつ息をつく
顔を拭きながら部屋に戻って
クローゼットを開けると
思わず涼介くんのもとへ向かった
「ね、涼介くん……」
山田「んー？」
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「……なに着ていいかわかんない」
山田「いつも通りでいいよ？」
だって……だって！
アイドルとご飯に行くんだよ？
すっごくオシャレしないと
隣に並べないよ……
「ん〜、」
色んな服を引っ張りだしても
どれもしっくりこない
ニット？ワンピース？スカート？
どれ着たらいいんだろう……
山田「あ、俺それ好き」
ふと振り向くと
ソファから顔だけのぞかせる涼介くん
右手に持ってた薄手のニットを
少し持ち上げると
微笑みながら頷いた
「じゃあ……これに、しよっかな」
山田「それ、デニムに合わせたら可愛いんじゃない？スキニーとか」
「あ、えっと……これとか？」
山田「あ、いいじゃん！可愛い」
目が合うと、そんな声に
胸の近くが少しくすぐったくなって
「き、着替えてくる……っ」
足早に洗面所へ逃げた
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「お待たせ……」
山田「……、」
テレビに向けてた視線
こっちに振り向くと
涼介くんは、なにも言わなくて
「変……だっ、た？」
山田「やべ、Aちゃんすっげぇ似合ってる」
涼介くんの言葉に
恥ずかしくなった私は
その後、急いで化粧して
玄関に向かう涼介くんを追いかけた
山田「あ、もうタクシー着いてると思う」
「うん、ありがとう」
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山田「……よし。行こ、Aちゃん」
「うん」
部屋を出て
マンションの下で待つ
タクシーに乗り込む
さっきまでとは違う距離に
少し苦しくなりながら
涼介くんの向かう方へ着いて行った
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ゆーみん - キュンッキュンッしました！！！！ (2020年6月27日 1時) (
レス) id: 2e289340ae (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - 盟さん» コメントいつもありがとうございます！お陰様で完結できました。またORANGEさんのお話が出来上がったらこちらで知らせますので、楽しんでいただけたら嬉しいです(^-^) (2020年4月28日 0時) (レス) id: bb125c4f82 (このIDを非表示/違反報告)
盟(プロフ) - 完結おめでとうございます...！REDさんの言動がとてもリアルで引き込まれました！次回作はORENGEさんということで、また読ませていただこうと思います♪お体に気をつけて、無理はなさらないでくださいね(°_°) (2020年4月27日 23時) (レス) id: 2aa16a942c (このIDを非表示/違反報告)
▼SOLA(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！早速感想頂けて嬉しいです( ´:ω:` )きゅんきゅんして貰えて良かったです。また次回作が出来上がったら、お知らせにしにきますね(●´▽`●) (2020年4月27日 22時) (レス) id: bb125c4f82 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - とても大好きなお話でした！最後までホントにきゅんが止まりませんでした。ありがとうございました。次回作も楽しみにお待ちしております！！ (2020年4月27日 22時) (レス) id: 0f82e6a95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年7月29日 19時
