044：どうなった？ ページ45
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雄也「珍しいね、二人揃うなんて」
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裕翔「ほんと久しぶりだよ、な？姉ちゃん」
「裕翔が忙しかったからでしょ？」
裕翔「あ、そっか」
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裕翔が珍しく
今日雄也くんのとこで飲もうよ！
……なんて連絡してくれたおかげで
今日は
ひとまず一人にならなくてすんだ
前は
たまに裕翔と来てたけど
お互い時間が合わなくなって……
最後に一緒にきたの
いつだっけ？
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「あ、雄也……」
雄也「ん？」
「……この前は、ありがとね」
雄也「なに、なんもしてないよ俺は」
「さすがだね、雄也は」
裕翔「ねー、ちょっとなにイチャイチャしてんの」
「してないって！バカ裕翔」
雄也「俺は裕翔くんみたいにモテないから、安心して？」
裕翔「えー、絶対モテるじゃんバーテン」
「裕翔みたいにチャラチャラしてないってこと」
裕翔「いやいや勘弁してよ」
雄也「いつでも連れてきていいよ？女の子」
裕翔「もー、雄也くんまで！」
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ちょうど良く
お店も空いていて
雄也と裕翔と三人で
くだらない話を繋いだ
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裕翔「そーいえば姉ちゃん、どうなった？」
「……なにが？」
なんか裕翔に言ってたっけ
なんのことだろ……
裕翔「はぐらかしちゃって〜」
私の肩をコツ、と叩くと
裕翔はグラスの中のアルコールを
一気に飲み干した
雄也「なににする？次」
裕翔「雄也くんのオススメで！」
雄也「おっけ」
「……裕翔、私なんか言ってたっけ？」
淡いオレンジに口をつけた後
改めて裕翔に確認すると
口を尖らせながら
少し小さな声で呟きながら
裕翔は私の顔を覗き込んだ
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裕翔「姉ちゃんのオトコ……どうなったの？」
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作者名：▼SOLA | 作成日時：2019年4月3日 11時
