385 宏光side ページ1
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ちょっとくさかったかな……なんて思いつつも
「……」
ちゃんと伝わったんなら
それでいいや
胸の中のAを“ぎゅっ”とすると
ゆっくりと身体を離した
「インスタに載せてもいいよ」
『えっ…』
「ふっ……これ。笑」
枝の文字に視線をやると
気付いたAが思いっきり噴き出した
『ちょっ…笑
載せるわけないじゃん…っ///』
「なんでだよ〜笑」
『やだよ…!
私までさらし者になるじゃん』
「ちょっ…! 言ったな〜!」
『きゃっ……ちょ……やめてよ…っ』
必死に逃げるAを
唇を尖らせながら本気で追いかけるオレ。笑
そんなオレを見て 笑いながら
不安定な浜辺を駆けてくAをおってると
いつの間にか足元は砂だらけになってた
.
.
「はぁーっ……疲れた…っ」
『みっくん手加減してくれないんだもん…っ』
「当たり前だろ〜?
オレはいつだって本気なんだよ。笑」
『もぉ〜…』
「……ちょっと座ろっか」
『うん…』
階段に腰掛けてふとAを見ると
「……!」
その目は涙で濡れていた
「ちょっ…笑
泣くほど笑ったの?笑」
『えっ……』
目尻の雫を親指でそっと拭う
「ふっ…
オレもすげぇ笑ったわ。笑」
自分の目尻に手をやると
「……!」
オレのも涙が滲んでたことに気付いた
その涙を適当に指で拭いながら
「……!」
ふと浮かんできたのは
……いつかの絵馬の文字
『……みっくん?』
「……」
そうだ……
こんなふうにAと過ごしていきたいって
あのとき思ったんだ…
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かづき☆(プロフ) - fuji*eriさん» せっかくコメントいただいてたのに今頃気付いてすみません((´д`)) 登場人物に感情移入していただいてありがとうございます☆また時間が出来たらその後のお話も書きたいなぁ〜なんて思ってます☆たくさんの感想をありがとうございました(´▽`) (2018年3月27日 16時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
fuji*eri(プロフ) - 可哀想すぎて本当に落ち込みました。みっくん、応援しながら(笑) もし、番外編を書かれる時が来たら、たいぴーもすっきり出来るといいなぁ…と、読者のささやかな希望です。寂しくなったら一話から読み返しますね! 追伸 北宮のお尻ガブガブ、収録されましたね! (2018年3月11日 20時) (レス) id: 8480e134de (このIDを非表示/違反報告)
fuji*eri(プロフ) - かづきさん。いちばん星☆楽しませていただき、ありがとうございました!何度来てみてもやっばり終わりなんですね(ToT)本当に大好きな作品でした。楽しませて頂き、ありがとうございました。どの登場人物も好感度高くて、玉ちゃんが主人公に振られた時なんて、 (2018年3月11日 20時) (レス) id: 8480e134de (このIDを非表示/違反報告)
かづき☆(プロフ) - Misyoさん» みよさん☆なかなか書けないと思いますが・・・読んでいただきありがとうございました☆ (2018年2月13日 16時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
かづき☆(プロフ) - あっちゃんさん» あっちゃんさん☆コメントありがとうございます(´▽`) またひょっこり書き始めたら今後の二人の様子も読みに来てくださいね☆ありがとうございました! (2018年2月13日 16時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かづき☆ | 作成日時:2018年2月8日 13時