検索窓
今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:196,912 hit

330 宏光side ページ43

.









太輔「あっ……そろそろかな……」




「……!」




藤ヶ谷の声に顔を上げると



窓の外はいつの間にか
生い茂る緑が広がってた








.









「……」


肘をつきながら
そのまま眺めてると









「……!」


Aと初めて行った
奥多摩の景色が目に飛び込んできて
ハッとした次の瞬間









『……あ!』

「……!」





窓の外を見ながら
声をこぼしたAに





太輔「ん…?

Aちゃんどうかした?」






すかさず藤ヶ谷が突っ込んだ









『あっ……ううんっ

……キレイだなぁ〜と思って…』




「ふっ…笑」








ごまかすのがヘタクソなAに
思わず吹き出しちゃって
慌てて手で口を覆った









.







「……」



Aもオレと同じように
あの日のことが浮かんできたのかな……







そう思うと
さっきまでのモヤモヤしたのは
だいぶどっかに飛んでった









.








健永「うわぁ〜

ここ本当に東京なんですか?」






太輔「一応な。笑」






健永「すげぇ〜!

めっちゃ自然豊か♪」





りこ「ほんとワクワクしてきますね♪」





高嗣「うわっ!

川すげぇキレイ…!!

めっちゃ魚いそう!!」





「ふっ……笑

うっせ〜なぁ。笑」









まきこ「……んっ……なに…」







「あっ……起きた。笑」









3列目のハイテンションに
爆睡してたまっきーが目を覚ます








まきこ「ふわぁ〜……

……着いたの?」





「でけぇ欠伸。笑

もう着くよ」







まきこ「……わっ!めっちゃ緑じゃーんっ!

Aー!凄いねっ♪ 見た!?」






『ふふ……見たよ。笑』







そう言いながら
振り向いたAと





「『……!』」




視線が重なる









ふっと笑いかけると
Aもふにゃっとした笑顔を見せてくれたから






「……///」







愛しさが込み上げてきて









「……」





触れらんないこの距離が





……すげぇもどかしかった









.

331→←329



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (346 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
622人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かづき☆(プロフ) - えつこさん» えつこさん☆コメントありがとうございます(´∀`ノノ 実はお話の中ではまだ2ヶ月も経ってないんです笑 。せめて季節一回りくらいはできるように頑張りますね笑 (2017年4月14日 20時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
えつこ(プロフ) - はぁ。幸せ。毎回このコメントしているような(笑)なんかこの二人をずーっと見ていたいな結婚して子供が産まれて家族が増えて。永遠に終わらないで頑張ってかづき☆さん(笑) (2017年4月14日 19時) (レス) id: 1418647db1 (このIDを非表示/違反報告)
かづき☆(プロフ) - かんざわ みつきさん» 初めまして(*´▽`)ノノ コメントとっても嬉しいです☆これからも是非遊びに来てくださいね (2017年4月13日 0時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
かんざわ みつき(プロフ) - 初コメ失礼します。 移行業務お疲れ様です。 いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます。 これからも更新楽しみにしています! (2017年4月12日 23時) (携帯から) (レス) id: e40744a02a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かづき☆ | 作成日時:2017年4月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。