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波に足をとられて
転びそうになったところを
彼に抱きとめられた
「……大丈夫？」
『…！///』
吐息みたいな掠れた声に
ドキッとして見上げると
「『……！』」
至近距離で重なった視線に
『……///』
もう私の心臓は限界で……
彼の腕から
さり気なく脱出した
.
『……///』
高鳴る鼓動を感じながら
浜辺へと戻ると
後ろから届いた彼の声に足を止める
「ね……
頑張ったからご褒美タイムにしよっ！」
『え…？』
タオルでガシガシ髪を拭くと
彼が向かったのはあのカフェだった
.
.
「それ……
ほんと色すごいよね。笑」
私が注文したのは あの日……
初めて彼に会ったあの日に
彼がくれた虹色ミルクレープ
『……食べる？』
「ふっ……いい
オレ甘いの苦手…笑」
そう言って
コーヒーのカップを握った手は
やっぱりすごくキレイだった
.
そして私は
ずっと気になってたことを聞く
『……ねぇ』
「ん？」
『あの日……
どうして私に声かけたの？』
「え……」
今更な質問に
少し驚いたような顔をした彼が
斜め上を見上げながら
話し出した
「なんでだろ……
おばけかどうか
確かめたかったのかな。笑」
『えっ…』
「ふっ……うそうそ。笑」
『……』
「分かんないけど……
なんか気になったの
気付いたら走ってたんだもん
……オレの細胞に聞いてよ。笑」
『……！』
細胞って……
あの日のことを思い返してると
『……あっ』
もう一人浮かんだ顔
「ん？」
『あの日も
みっくんと来てたの？』
「えっ……
あ〜……うん…」
『車で待っててくれたんだ？
……待たせて怒られなかった？笑』
冗談混じりに聞くと
『……！？』
急に表情が変わった彼
どうしたんだろ……
テーブルに両肘をついて
長い指を絡めてる彼を見つめてると……
……ふぅ
『……！』
彼から小さく
ため息がこぼれた
.
※抱きしめたい【2】〜Smile for you〜(2)へ
続きます
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かづき☆
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かづき☆(プロフ) - よーこさん» よーこちゃん笑 コメントありがとー！！そうゆうことですね(*´▽｀)ﾉﾉ 思い立って書き始めたけどなんだか長くなりそうだよ笑 お付き合いよろしく☆ (2017年4月12日 8時) (
レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - ガチャピン！そういう事ね！すっごい胸熱になったよ。さすがセンセ!! これからの展開楽しみにしてまーす!! ふふww (2017年4月12日 7時) (レス) id: 4638d60fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かづき☆
| 作成日時：2017年3月22日 0時
