24 ページ24
.
みんなでいただきますをして食べ始めると
「……うまっ♪」
小動物みたいに
絶えずもぐもぐ口を動かしてる31歳と
「うっま！！！」
食べながら
大きな声でリアクションする彼
『……』
なんだか二人とも子供みたいで…
緩む頬を感じながら
久しぶりの賑やかなご飯の時間を楽しんだ
.
.
「あ〜うまかった！」
「ごちそうさまでしたっ！」
二人が次々と食べ終わるから
私も急ぎ目に残りを食べてると
「……あっ！！」
『…！？』
突然隣で
大きな声を発した彼
「……なんだよ。笑」
向かい側に座ってる31歳の彼が
ちょっと呆れたように笑って聞く
「いいもの！
見せんの忘れてたじゃん…っ！」
『あ……』
「……？」
……そうだった
いいもの見せてあげるって言われてついてきたのに
すっかり私も忘れてた
『……なんだったの？』
お魚のフライを食べながら聞くと
彼がカメラを取り出した
『……』
カメラを取り扱ってる手が
やっぱりキレイで
思わず見とれてると…
「ほらっ…！
すごくないっ！？」
身体を寄せるようにして
画面を見せられた
『……///』
ドキッとした胸に手を当てて
彼の指さしたのに視線を向けると
『…わぁ…！…キレイ…』
光を反射してるような青い海と
色鮮やかな魚達の写真があった
「でしょ！？
こんな可愛いんだよ？……ほらこれも！」
そう言って
次々と撮影した写真を見せてくれた
.
「これはさ
イロカエルアンコウって名前で……」
『……』
写真に映る魚達の名前を
教えてくれるけど
カタカナだらけで
全然頭には入らなかった
だけど……
写真を指差しながら
子供みたいに嬉しそうな顔して話す彼に
『……///』
なんだか心は
またあったかくなった……
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 459人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かづき☆(プロフ) - よーこさん» よーこちゃん笑 コメントありがとー！！そうゆうことですね(*´▽｀)ﾉﾉ 思い立って書き始めたけどなんだか長くなりそうだよ笑 お付き合いよろしく☆ (2017年4月12日 8時) (
レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - ガチャピン！そういう事ね！すっごい胸熱になったよ。さすがセンセ!! これからの展開楽しみにしてまーす!! ふふww (2017年4月12日 7時) (レス) id: 4638d60fc0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かづき☆
| 作成日時：2017年3月22日 0時
