14 高嗣side ページ14
.
「……ん。着いたぞ〜」
「ありがと…」
「…じゃあな」
「あっ…ねぇ…!」
「……ん?」
車を出そうとしたみつを
咄嗟に呼び止めた
「今度さ……
いつ海行く?」
「あ〜……
今度の土日は予定あるわ」
「……そっか」
「ふっ…
分かりやす…笑」
「えっ!??」
みつのボソッと呟いた言葉が聞き取れなくて
聞き返すと
含み笑いをしたあと
運転席からオレを見上げた
「……行ってくれば?
……潜りたいんでしょ?笑」
「あ……うん…」
「ふっ……じゃあな」
…ブロロロロロ…
走り去ってくみつの車を
その場に立ち尽くして見送った
「……」
……潜りたいんだよ
……そうだよな?
.
.
──次の土曜日──
結局一人で
海へ向かうことにした
……潜りたいから
魚達に会いたいから……
.
「…眩しっ!」
朝のまだ白い光に
目を細めながら
自分に確認するように
車を進めながら
そう何度も 思った
……彼女に会いたいわけじゃない
“好き” とか…
そうゆうんじゃない
「……」
だけど…
「……笑えてるかな」
それだけはこの目で確認したかったんだ…
.
459人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「北山宏光」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かづき☆(プロフ) - よーこさん» よーこちゃん笑 コメントありがとー!!そうゆうことですね(*´▽`)ノノ 思い立って書き始めたけどなんだか長くなりそうだよ笑 お付き合いよろしく☆ (2017年4月12日 8時) (レス) id: efe5e07596 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - ガチャピン!そういう事ね!すっごい胸熱になったよ。さすがセンセ!! これからの展開楽しみにしてまーす!! ふふww (2017年4月12日 7時) (レス) id: 4638d60fc0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かづき☆ | 作成日時:2017年3月22日 0時