【ハイキュー】烏野バレー部の喘息持ち少年。【男主】

episode17 ページ19

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影「どうやったら！Aさんみたいなサーブが打てますか！！」




真っ直ぐな期待の眼差しに、後輩っていいなと改めて思う


顔はそれなりに広く、仲のいい同級生は結構いたが、
中学では帰宅部だったし、差程交流のある後輩なんていなかった




だから、バレー部に入って、実質初めて後輩ができて、



可愛がってしまうのは仕方が無いと思う。




なんて感慨深い思いをしていれば影山は不思議そうにこっちを見る



貴「どうやったら、か。影山は同じもの持ってるだろ？」

影「同じもの…？」



うーんと考え込んでいるが、そんなに難しいことじゃない。




菅「超絶空間認識能力」

貴「おわっ」




背後からかかる声に思わず驚き声を上げてしまう

振り向いて姿を確認すれば、菅原さんと一緒に大地さんもいる

俺が驚いたのを見れば菅原さんは「悪い悪い」と愉快そうに笑っている




澤「お前ら早いな〜、何してたんだ？」

影「サーブ練習っす、Aさんに教えてもらってました」



2人が来るのが見えていたのか、影山は驚く様子はない



影「あの、さっき菅原さんが言ってたのって」

菅「ん？ああ、だから超絶空間認識能力。影山が持ってるのってそれだろ？」



確認するように菅原さんが俺に目を向けた



まあ、その通りだ


菅「Aあんま試合出てないし、お前は知らないだろうけど、Aの空間認識能力ってまじですごいんだぞ〜」

影「まじすか」

菅「ホント頭ん中どうなってんだ〜って、それこそ天才っていわれるお前と同じくらいの素質がある」



待て待て待て



貴「いやいやいや、持ち上げすぎですよ」



思わず口を挟む



確かに持っているもの自体部類的には同じだろうが、天才セッターとか言われてる影山と比べるのは別だ


レベルで言えば明らかに俺が下だろう

誰がどう見たってその筈だ



澤「はは、謙遜すること無いだろ。俺もお前の“それ”は紛れもなく天才の“それ”と同じだと思うぞ」

貴「大地さんまで…」



先程の期待の眼差しとは打って代わり、影山の刺すような視線が痛い

気のせいか後ろにメラメラと炎が見える

分かりやすいなあいつ


期待に添えなくて悪いが、お前に対抗心を燃やされるような素質なんてないぞ





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皆さん、こんな作品を読み続けてくださりありがとうございます😭
コメント本当に嬉しいです！！！！
もうちょっと語彙力磨きます💪🏻

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