笑えれば。 (ページ39) - 小説

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「○○町までお願いします。」

タクシーでは亜生くんはずっと外を見てた。

だから私も外を見て。

楽しかったな、そんなことを思っていると

手に感触があったから見てみると、

手を繋いできた。

亜生くんはまだ外を見てるけれど、ちょっと顔が赤くなってる気がした。

もし間違いだとしても忘れられないよ。

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作者名：milk． | 作成日時：2019年1月17日 0時