【忍たま】魔界之小路先生が通販で失敗したことから始まるお話 ③ (ページ10)

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なんだかんだありながら、ドクたま一行はAが生まれ育ったアセビの村に到着した。そのまま、家へと足を進める。

しぶ「ここが、あのアセビの村…！」

「まぁ、見た感じ普通の所とそう大差ないけどね。馬酔木がたくさん植えてあるくらい？」

山ぶ「きれ～い！」

「ここが私の家だよ。今中にいるのは私の母。

母上、ただいま帰りました」

母「あらA、おかえりなさい。急にどうし…って、その子たちは？」

母はAを見るなり目を丸くした。自分の娘が急に家に帰ってきたかと思えば、その娘が4人も子どもを連れてきたのだから無理はない。

いぶ「は、初めまして！」

ふぶ「Aさんにお世話になっています！」

Aの家族を目の当たりにしたドクたまは。ピシッ！と音が出そうなほど背筋を伸ばして挨拶を口にした。

「そんなに緊張しなくていいのに。母上、この子たちは私の後輩…かな？今教室で勉強中の子達です」

母「そうなの。初めまして、Aの母です。疲れたでしょう？ゆっくり休んで行って。まぁA、随分派手なケガしてるじゃない」

「あはは、もう回復しつつありますけどね」

父「おうA、帰っていたのか」

「父上、今来たことろです」

Aの父もすぐに顔を見せた。またもドクたまはピンと背筋を伸ばして「コンニチハ！」とあいさつを述べる。

「そうか、この子たちは後輩か…

ところでA、すごいけがじゃないか！一体どうしたんだ！？誰にやられた！？Aをこんなにするだなんて、父さん今からそいつらに倍返しを＿＿＿」

「じゃあ皆とりあえず中入って～」

「「お、お邪魔します！」」

父「…(泣」

自らの心配を華麗にスルーされた父親。

がんばれ父親。負けるな父親。

全ての頑張る父親を応援しまｓ((

ふぶ「…父親ってどこもこういう感じなのかな…」

しぶ「さぁ…？でもちょっと親近感あるかも」

身近に父親がいるふぶ鬼としぶ鬼は顔を見合わせてこっそりと話し合った。