【忍たま】魔界之小路先生が通販で失敗したことから始まるお話 ③ (ページ3)

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医務室での段ページ3

とまぁ、そんなこんなでドクタケを取り巻く噂から始まったこの騒動は幕を閉じた。

結果的には、普段に比べれば幾分平和的に解決できたし、ちゃっかり領土まで手に入れてしまった。

「…よく考えたら、組頭さん達が噂を流さなければこんな事にはならなかったのに」

雑「そうかな？和尚さんの様子を見るに素直に我々の支配下に置かれそうにもなかったけど」

八「我々ドクタケの影に隠れているが、タソガレドキも相当悪い城じゃからな」

雑「ほう、共同戦線が解消されたと同時に悪口ですか」

八「事実なのじゃからしょうがない」

「やめてくださいよみっともない」

あれだけ協力してたのは何だったのかというくらい、ドクタケとタソガレドキの関係はすぐ元に戻ったようだ。

あはよくばと心の中で考えていたAだが、あのまま仲良くされてもちょっと気味悪く思ってたかもしれないけとも思い直した。

学「してお主、見るからに怪我が多いようじゃが大丈夫なのか？」

「大丈夫です」
伊「大丈夫じゃないです」

Aの怪我の様子、大丈夫かそうじゃないかと言われれば大丈夫ではないのだが、とりあえず肯定の返事をしておこう。

…というAの考えを見透かしたかのようにすぐさま伊作が反対意見を言った。

伊「さっき言ったよね！？君は３日間の眠りからついさっき覚めたばかりで体を動かしただけで痛むくらいひどいの！」

「それさっき聞いたし。てか、君まだいたんだ」

伊「…(ｻｱｱｧｧｧ」

雑「…灰になってる」

「今は善法寺君の(主にメンタル)の方が重症みたいだよ。少しは自分の身も心配してね」

八「陽鬼はもう城に帰れるのか？」

「私はそのつもりですよ。それを言ったらさっきこの子に叱られましたけど」

雑「でも動ける状態じゃないだろう」

「大丈夫、寝てれば治りますって！」

伊「それで治るんなら医者はいりません！」

「あ、戻ってきた」

伊「お願いですから治るまではここで安静にしていてください！」

「いや敵だらけの部屋で大人しく休めるか！」

伊「何かされないように見張りはつけますから！」

「見張られたら余計休めないわ！組頭さんからも何か言ってください！」

雑「私はよっぽどじゃない限り伊作君側につくけど」

「あ、聞く人間違えたわ。じゃあ八方斎様！なんとかおっしやってください！」

八「どっちかって言うと最初にわしに振るべきじゃないか！？」

学「ええいやかましい！」