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「申し上げたはずです。私には、これを守る権利も力もないと」
和尚「…受け取れないのですか？」
「もし私が、この巻物を奪おうとしている城の者だとしたら…？あなたを騙そうとしている人だったら…？」
Aは状況に混乱するあまり自分でも訳の分からないことを口走っている。なぜ素直に受け取らないのか、本当に自分でも分からなかった。
和尚「あなたは、私を騙そうとしているのですか？」
「…」
自分で言っておいて、何と答えればよいのか分からない。まともに和尚さんの顔も見られない。珍しくパニックに陥っていた。
和尚「でしたら、あなたに預けることは出来ないでしょうかね…困りました。私にはあなた以外に、これを守ってくれる人が現れるとは思えません」
「…」
どうやら、和尚さんのが一枚上手だったようだ。
店に戻ると、約束通り保健委員会の良い子たちが店番をしていた。
伊「おかえりなさい」
…はずだった。
「なぜに、君一人なの？」
伊「嫌だった？」
「嫌ではないけど…なんかこう…可愛らしい天使のような子達がいると思ってたからさ…ちょっと思い違いというか…嫌ではないんだけど…」
伊「かわいくなくて悪かったね…帰りがいつになるか分からなかったから、後輩達には帰ってもらったんだ。てことで、この薬もらってってもいいかな？」
店番のお礼に好きな薬持って行っていいという約束をしていたのを思い出した。
「どーぞ、好きなだけ持って行って」
伊「じゃあありがたく」
すでに辺りが暗くなり始めている中、伊作はそのまま帰っていった。恐らく、他の忍たまがここを見ているのだろう。
Aは荷物を置きに、奥の部屋へ入っていった。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「…」
「…」
ﾋﾟｼｬﾝ
人がいた。
いやAにとっては見覚えのある人なんだが…むしろ今絶賛お世話になっている人なんだが…
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
雑「なんで閉めるの？」
「見なかったことにしようとしたんですよ。いくら組頭さんでも通報案件です」
雑「それは、ごめん。でも君も保健委員会の下級生に店番を頼んだのは少々迂闊だったね。」
「…監視の目をすり抜けてきたんですか？」
雑「そうしようと思ったんだが、私は保健委員と仲が良くてね。具合が悪いって言ったら『じゃあこの奥で休んでください！』って言って通してくれた」
「保健委員んんんんん！！！！」
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
