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「にしても、ついてきてもらっちゃってすみませんね…」
伊「気にしないでください。あなたの所の薬屋さん、いつか足を運びたいと思っていたんです」
2人は村へ向かいながら他愛のない話をしている。
伊「村のお寺に行かれたことがあるんですか？」
「はい、つい一昨日の話ですけどね。今日は和尚さん以外にも薬を頼む方がいらっしゃるみたいなのでちょっと大荷物ですけど」
歩いている途中で、伊作はずっと気になっていたことを思い切って聞いてみた。
伊「あの…もしかして、前にお会いしたことありませんか？」
「…どうして、そう思ったのですか？」
Aは否定はせずに聞き返す。
伊「何となく覚えがあって…話しているうちにそう思えてきたんです」
「そうですか…なかなか鋭いことをおっしゃるのですね」
伊「じゃあもっと単刀直入に聞きます。
あなた…あの時僕らと戦った、ドクタケの方ですよね？」
「…あの時は戦ったのではなく、一緒に遊んだのですよ」
伊「じゃあ僕の問いかけには、『はい』ということでいいんですね？」
「はい、認めます。さすがは6年生ですね。私に勝っただけのことはあります」
Aは特に抵抗することなく伊作の疑惑を認めた。
伊「いやまぁそれはいいとして…一体何を考えているんですか？この村をどうするつもりなんだい？」
「それはそう簡単には答えられませんね。一応お仕事なので」
タソガレドキの組頭ともそういう約束だ。別に教えてもそれまでなのだが、組頭に忠実に従うことにする。
伊「僕は…この仕事に限らず、あなたが何を考えているのか分からない。というか、あなたと関われば関わるほど謎が深まるばかりで…」
「え、私そんな気難しいキャラじゃないんだけどな…」
伊「ただ、あなたがドクタケであると分かった以上、薬屋に扮してこの村に接近しているのを見過ごすわけにはいかない」
「そんなに怖い顔しないでよ〜
確かに私はドクタケの人間ですが、その前に今は一人の薬売りです。そして君はその付き添い。まずはその仕事に取り掛かりましょう。
実際、この村にこれだけ薬を必要としている人がいるのは事実、それを放っておくわけにはいきません」
伊「…それはその通りだね。では書いてある家に寄っていこうか」
今のAの意見に伊作は同意した。困っている人を放っておけないという委員長の性格である。
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
