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利「善法寺君、お疲れ様」
伊「利吉さん！」
利「長いこと彼女と話してくれたみたいだね。何か分かったことはあったかい？」
伊「はい。実は＿＿＿」
利「そうか、彼女がドクタケの…」
伊「名前は太陽の陽に鬼で『陽鬼』だそうです」
利「陽鬼…きっとドクタケに入ってから付けた名前だね」
伊「利吉さんも彼女の本当の名前は分からないのですか？」
利「彼女…陽鬼君とは同じ依頼主だったことがあったけど、一緒に仕事をしたことがなかったものでね。名前は依頼主が知っていれば十分だから特別知ろうともしてなかったけど、おそらく本名は使っていない」
伊「そうなんですね…彼女、薬に精通しているようでした。村の家々をまわってきたのですが、とても優しい方で…今でも、ドクタケの人間だなんて正直信じられません」
利「そうか…まぁドクタケが悪い城だからと言って陽鬼君まで悪い人だという訳ではないからね。
ただ…だとしたらあの時、なぜドクタケの奴らに襲われていたのか疑問だ。気が付かなかったのか、周りを油断させるための演技か…」
「和尚さんこんにちは」
和尚「おお君か。またすぐに呼んでしまってすみませんね」
「いいえ。また来られてうれしいです。村の方々ともお話ができましたし」
和尚「そうですか、それは助かります」
「それで、今日はどこの具合がよろしくないのでしょう？」
和尚「…今日あなたを呼んだのは薬ではありません。今まで村をまわって何かお気づきになったことはありませんか？」
Aは先ほどまで見てきた村の様子を思い出した。前と変わらず、思っていたよりは穏やかだった印象だが＿＿＿
「初めて来たときから、渦中にあるのに荒れていない村だとは思っていましたが…そうですね、今日は以前にも増して静かな印象がありました。外に出ている人もほとんどおらず…」
和尚さんはAの話をうなずきながら静かに聞いていた。
和尚「この2日間で、ここを狙う者の動きが変わってきました。
村人を連れ去るようになってしまったのです」
「！？」
これまでも被害の状況は聞いてきたが、人を誘拐する話は聞いたことが無かった。
「一体誰が…」
「赤いサングラスをされている方々です」
ということは、恐らくツルタケ城の人間だろう。相変わらずドクタケに成りすましているのだろうが、ここの人はそんなことを知らない。他に調査している忍びも、ドクタケの仕業と思うだろう。
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
