馬酔と保健委員会の段 ページ23
乱「伊作先輩、今日の委員会は何をやるんですか？」
忍術学園では、保健委員会が委員会活動を行おうとしていた。普段なら当番のメンバーが医務室で仕事を行うのだが、この日は全員医務室に集合していた。
伊「今日は医務室を新野先生にお任せして、僕たちは少し出かけようかと思っているんだ」
数「どこへ行くんですか？薬草園でしたら、この間行ったばかりですが…」
伊「ほら、最近町に薬屋さんが出来たのわかるかい？そこに行こうかと思ってるんだ」
伏「あそこに行くんですね〜、確かすごく評判がいいんですよね。そんな所に行けるだなんてエキサイティング〜」
伊「ここにはない珍しい薬もあるかもしれないからね。すでに煎じてあるものを持っておけば少しは負担が無くなると思うんだ」
左「そんなに良い薬屋さんに行けるだなんて、これはまたとない幸運ですよ！」
乱「私達、幸運委員会なんて呼ばれたりして〜」
町の薬屋さんへ行ける楽しみを抑えきれない中、委員長である善法寺伊作にはもう一つの考えがあった。
回想
利「善法寺君たち保健委員会で、町にある薬屋さんに行ってほしいんだ」
伊「最近できたところですよね？何か必要な薬があるのですか？」
利「いや、それは君たちに任せるんだけど…この間、その薬屋の娘が例の村に行ってドクタケに絡まれているのを見かけたんだが、どうにも普通の町娘には見えなかったものでね」
伊「どこかの城の者かもしれない、と言うことでしょうか」
利「その可能性も十分にある。今にも襲われそうだというのに何かを探るかのように話を聞いていた。その上、私と滝夜叉丸君が間に入る前のほんの一瞬、戦闘の態勢に入ろうとしていたような気がしたんだ」
伊「となると、薬屋に扮して村に潜入している忍者か…」
利「それを君たちに探ってほしい。薬の知識がある君達なら長居しても怪しまれないし、薬も手に入れられるし一石二鳥だと思ってね」
伊「なるほど、分かりました」
そういう訳で、保健委員会一行は調査も兼ねて薬屋へ行くことになった。
何を隠そう、その薬屋こそAが商売をしているお店なのである。
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
