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最初の副作用による被害者が、育った施設の9代目の卒業生だったことから、「第9世代」と呼ばれている不運な世代の人がいる話で。


俺たちなんだけど。



なんで不運なのかっていうのは、お察しの通り副作用のせい。

この辺は康二たちの方が詳しいからできればおまかせしたい。



とりあえずさっきから通知がうるさい。



大介亮平しか勝たんから
翔太は?今まで並べた涼太の良いところ読んだ感想それ?
ふっかなんでノロケ大会になってんだよ
ふっかあと翔太、深夜テンションで喋ると朝どうなるか覚えてないな?
大介ご機嫌取り〜♪スクショもぬかりないよ〜
ふっかお前は鬼か
翔太辰哉はどこ行ってたの
ふっか康二たちに「お薬の話分かりやすくプリーズ」って言ってきた
ふっかのをまとめてた
大介辰哉のことだからコピペかと思った
ふっかちゃんと手元にありますぅ


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・その薬(仮にAとする)はヒートの軽減を目的として作られた

・期待されていた効果は問題なく現れた

・しかし、副作用として無自覚なヒート(俗にいう発作)が起きることが分かった

・発作:普段のヒートよりも強力なフェロモンを出すことが多い
  本人の自覚がないままに突然起こる。
  感情が大きく動いたときに起きるという説も立ったが、未だ謎が多い

・その発作によって訳も分からず襲われるΩが急増

・政府は黙殺したものの、もともと第9世代と交流があった康二たちを中心に薬Aの作用ごと抜くための薬Bができた。

・薬Bのおかげで徐々に発作関連の被害は減ったが、新薬ということもあり、なかなか普及しない。
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当事者でもある俺の情が混ざって分かりにくいかもだけど、これが薬の話の大枠。


発作がなくなったとはいえ、周期的なヒートとは付き合っていかないといけない。

子供までできちゃえば一段落はするにしろ。

そう考えると、照哉、亮介くん、友里ちゃんがここまで大きくなっておじさん感動。



目頭を熱くしながら、原稿に向き直った。

春色の恋 [absk]→←大げさに言うと時代背景



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作者名:べす | 作成日時:2021年3月31日 16時

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