どうして足元にピンクボールがｯｯ!?クッションじゃない！？【星のカービィ】

2人の子供 ページ8

城の門をくぐり、中に入ってすぐに見えたのは小さな広場。
お城までは少し広場になっていて、噴水や木が少しなっていた。


(うわぁ〜、これがお城の中身…というか玄関(？？))


よく豪邸の家は、玄関に着くまで3分かかると聞いたことがある。
…本当にそうなんだなぁ。

なんてばかなことを思っていると、どこからか子供の声が聞こえた。


『？』
「ふーむ！」


子供の声が聞こえるとカービィは元気そうに声に出した。
すると子供たちの目がコチラに向き、目が合った。


ﾊﾟｯﾁﾘ


その子たちは2等身のようで見慣れない生物。
すると「カービィ！」と女の子は言ってからそばに来た。

そばに来ると「貴方(あなた)は？」と優しく聞いてきた。


「わたしの名前はフーム。で、コッチは…」
「弟のブンだ！」


フームは女の子であり、長い髪をもった強めの女の子。
その弟のブンと言う子は前髪が長く、目が外側からは見えなかった。
カービィは「ぶん！ふーむ！」と元気に名前をいい、楽しそうに笑っていた。


(本当にこの町は不思議(ふしぎ)……ここどこの世界なんだろう…？)


なんて思いながら自己紹介をした。
できるだけ笑顔を見せて、敵意はないことを察して欲しい。


『私はAだ。フームとブン。よろしく！』


(とにかく、しゃべられる子がいて良かった…)


なんて思った。
詰んだ世界…ではなくて良かった。

すると、フーム達も「よろしく！」と言葉を返してくれた。


「なかなか見ないわね。旅人かしら？」

『……んー』


私は少しだけ悩んだ。


(いきなりトリップなんて言えば引かれてしまうのではないか)


なんて思う。
非現実的過ぎて頭がおかしいと思われても困る！

…かと言って私は旅人に分類されるのだろうか？
上も下も分からない無一文(むいちもん)な私が旅人と言うのもおかしな話。


(どうしようかなぁ…困ったな…。)

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