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弐拾漆話 ページ31

ピンポーン

ピーンポーン


ピンポンピンポンピンポーン

・・・


「いい加減に起きんか!!」


それはそれは心地良い休日の朝。
よし、あと3時間は寝られるな。と思っていた直後。


「・・・。よし、あと3時間は寝られるな。」


「おい、俺を無視するな。」


何故か国木田さんが目の前に立っていました。


「これ、不法侵入っていうんじゃ無いんですか。」


「違う。只ガサツなお前が玄関に鍵を掛け忘れていただけの事だ。」


国木田さんは表情一つ変えない。


「几帳面なつもりです。」


「お前が几帳面と言うならば太宰も几帳面だ。」


こういう時太宰さんの名前を出す辺り、流石だと思う。
・・・って国木田さんに言ったら怒るだろうなぁ。


「それで、御用件をどうぞ。」


「嗚呼、このところ連日若い女性が襲われる事件が起きている。皆軽症ですんでいるが、そのうち重傷者・・・いや、死体が上がることになるやも知れん。まぁ、その前に俺達が捕縛する算段だがな。・・・お前は襲われる事はないと思うが、一応伝えに来たのだ。・・・来て正解だったようだな。」


あ、鍵の事か。鍵は今日くらいですよ?
いっつも掛け忘れてるわけじゃないですからね??

というか・・・


「あの、態々来て頂かなくても 、メールとかで良かったんじゃ・・・。」


「あ、いや、それはだな・・・」


あ、若しかして国木田さんはアレか、機械音痴なのかな?
慌てちゃってまー。私にバレればそりゃあ恥ずかしいだろうけど。
・・・社のパソコン使ってるけど。


「と、兎に角だ!さっさと支度をしろ!遅刻したら始末書だぞ!」


「えー、太宰さんは何時もなのに書いてないじゃないですかー。」


「彼奴には毎度逃げられているだけだ。」


・・・よし、3分で支度しよ。
ってかアレ、今日休日じゃなかったっけ。









「朝早くに国木田くんが?それは本当かい?Aちゃん。」


「そうなんですよ、もうちょっと寝ていたかったのに・・・。」


国木田さんと二人で出社すると、珍しく太宰さんが遅刻せず来ていたので早速今朝の愚痴をぶちまける。


「何時だと思っている。正常な人間は既に活動を始めている時間帯だぞ」


「へぇ、国木田くんが、ねぇ・・・。」


何処か意味有り気な笑みで国木田さんを横目に見る太宰さん。
此方としては煽っているようにしか見えないが、事実そうなのだろう。

国木田さんが額に青筋を浮かべるところをニヤニヤ見てるし。

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みるきぃ - 死にたがり。さん» 読んでいただき、有難うございました!コメントをいただき、とてもうれしいです!これからもよろしくお願いします! (2016年7月8日 0時) (レス) id: 7101c83816 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ - 紫苑さん» わわっすみません!初心者なもので…気づきませんでした!本当に申し訳ありません!!すぐに取ります!教えていただき、有難うございました!それと、観覧頂き、有難うございます!これからもゆるゆる更新しますので、よろしくお願いします。 (2016年7月8日 0時) (レス) id: 7101c83816 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - オリジナルはとった方がいいと思いますよ?あと、面白かったです (2016年7月7日 23時) (レス) id: 1f0daf69dd (このIDを非表示/違反報告)
死にたがり。(プロフ) - d(*´∀`*)b (2016年7月6日 6時) (レス) id: fd76360b65 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ - おお!コメントありがとうございます!更新、遅くて申し訳ありません…。続きが気になるなんて、とても嬉しいです!これからもよろしくおねがいします! (2016年7月4日 21時) (レス) id: 7101c83816 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるきぃ | 作成日時:2016年6月27日 20時

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