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ショッピさんに、幹部棟での私が立ち入り可能な区域の説明をして貰っていると少し先にメイドさんが廊下のお掃除をしていた。
「あ、メイドさんが居ます。」
「あァ、居ますね。」
それがどうしたんだと心底興味なさそうなショッピさんを横目に彼女をガン見する。あ、今隣で引かれた気がする。
"Aちゃんに着て貰いたかっためう"
随分と昔にマンちゃんに言われた言葉を思い出す。私の世界のメイド服とは違い、こちらの服装の方がクラシカルだった。
パニエが仕込まれていないストンとしたロングスカートに長袖、フリルは控えめでシック
黒を基調としたワンピースに真っ白なエプロン。その色のバランスがシンプルかつ清潔感に満ちていた。
「メイドさん、かわいい…！」
三人しかいない廊下、予想外に声が響き彼女がくるりとこちらを見た。
その拍子にスカートも円を描くように小さく広がる。実に絵になる。
「ちょっと、こっちに来て貰えますか？」
ショッピさんがそう呼ぶと、メイドさんが可愛らしいお顔を少し赤らめて一礼してからこちらに来る。彼女が眩しすぎてつい反射的にショッピさんの陰に隠れてしまった。
まだ一人しか会ってないが、ココのメイド、顔採用説、あるぞ。
「彼女はA、今日からココに来ることになった兵士です。また後で全体挨拶させますが、彼女は不審者ではないので、通報はしないでください。ただし、エリア３より奥にいたら内線を繋いでください。いいですか？」
そして美少女がいるというのに表情はそのままな我が上司
しかし、それにしてはやけにハキハキと、そしてゆっくりとしたスピードで彼女に話しかけている。贔屓か！？
メイドさんも、彼の一文毎にコクコクと小さく頷いていた。可愛い
「ロング丈が流行ってるんですか？町で買ったワンピースも長かったし。」
メイドさんと別れて廊下を再び歩き出す
素朴な疑問を投げかけると「まぁ、そうですか、ね？」と珍しく謎の間の後、返答があった。
「私のせか…中だとメイド服のスカートは膝より上のイメージ強かったんでビックリしちゃいました！」
「は？ここでは足の露出はタブーやぞ。胸部と同等。」
「エッ！？」
「そういえばボマーの時不可抗力とはいえスカート半分位千切っとったよな？アンタが気絶した後誰が対応したと」
だんだん顔がヒクついてく彼を前にここに来て初めて土下座をした(土下座の文化も伝わらなかった)。
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Aya(プロフ) - ボマー！？お前性格イケメンかよ！？多分任務失敗したら消されるからの自爆だろ!!!任務より自分の気に入った相手優先とかヤバい(途中までしか見てない人の勝手な感想) (2021年6月8日 3時) (
レス) id: b462e5db2b (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - ROM専さん» 勢いの良さに笑っちゃいました…！ありがとうございます（？） (2019年9月26日 7時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
ROM専(プロフ) - mnちゃああああああああああ (2019年9月25日 20時) (レス) id: 19a3a955e7 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - にーたさん» 周りに説明する時は丁寧だけど胸中ではズバッと決まってそうなのでこういう表現にしました！色々考えた結果の文字数なので刺さったなら嬉しいです！コメありがとうございました！ (2019年9月22日 10時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
にーた(プロフ) - 46の一文に痺れました。語らないでズバッと切るところが最高にカッコいいです。 (2019年9月21日 23時) (レス) id: 8f97026b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕
| 作成日時：2019年8月23日 19時
