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「じゃあ、なんか思いつく色言ってみ？なぁんも考えずに、パッと。」
はしゃぐ私をとても優しい目で見守っていた三人だったが、あまりにも決められずにウロチョロしていたので大先生が助け舟を出してくれた。
「んー…。」
ドレスを触るのを止め、目を閉じて考える。暗闇の中で一番に浮かんできた色は、同じような闇の中一緒に訓練してくれていた…
「…むらさき。」
「エッ」
エミさんとマンちゃんは変わらずニコニコしている中、大先生だけ謎のリアクションをくれた。
「にいさんの、」
「あー！ハイハイ！ストールの色ね。」
「あの色な。アレ結構色味としてきついから、この中にはなさそうやね。」
早めのテンポで手をポン、と叩く大先生、その横でマンちゃんが辺りを見回した後一着ドレスを持ってきた。
「紫ならこんな感じになるで。」
私が思い描いた色よりも数段淡く色づいたそれは綺麗な藤色で、それを見た瞬間あの日の情けない私を介抱してくれた上司が持つ瞳を思い出した。
「うーん、この色は多分着こなせませんね。日本人なので。」
「そかな〜？」
「うん、まぁ、この色着て舞踏会行っても視線で殺されるだけやからやめといた方がええんちゃう？」
「せやな。人気ですからね。」
残念そうに元あった場所にしまうマンちゃん以外の言葉の意味が分からないまま彼に近付く
なんなら先に宝石みる？と連れられて部屋の隅に移動した。
そこではショーケースの中で色とりどりの宝飾品が静かに輝いている。
「うわー！！！宝石！こんなに大きいの初めて見た！」
「それは良かっためう！」
「Aさん、そういうのわかってなさそうですよね。」
「元々社交場の知識がないならそやろな〜、それにしてもマンちゃん攻め過ぎ、ビビるわ。」
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全部ご都合主義です。
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Aya(プロフ) - ボマー！？お前性格イケメンかよ！？多分任務失敗したら消されるからの自爆だろ!!!任務より自分の気に入った相手優先とかヤバい(途中までしか見てない人の勝手な感想) (2021年6月8日 3時) (
レス) id: b462e5db2b (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - ROM専さん» 勢いの良さに笑っちゃいました…！ありがとうございます（？） (2019年9月26日 7時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
ROM専(プロフ) - mnちゃああああああああああ (2019年9月25日 20時) (レス) id: 19a3a955e7 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - にーたさん» 周りに説明する時は丁寧だけど胸中ではズバッと決まってそうなのでこういう表現にしました！色々考えた結果の文字数なので刺さったなら嬉しいです！コメありがとうございました！ (2019年9月22日 10時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
にーた(プロフ) - 46の一文に痺れました。語らないでズバッと切るところが最高にカッコいいです。 (2019年9月21日 23時) (レス) id: 8f97026b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕
| 作成日時：2019年8月23日 19時
