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どういうこと？
あれが・・・商品として？
「いえいえ、そんな大そうなものは出来ませんから」
「そんなことはないでしょう」
「あのおやつ、部内でも・・というか社内で好評なんですよ」
「いえ、そんな・・・」
佐々木さんと山本さんが同時に首を振ってる。
そう言われても・・なぁ。
おやつが作れて、それを食べてくれる人がいる。
それだけで良かったから、その後のことは知らない。
時々、加藤さんたちにはおいしかったーって言ってもらえるけど。
「楠本さんはご存知ないかもしれませんが、ファンも多いんですよ」
「そうそうっ。実は俺もなんです」
「そ、うなんですか？・・ありがとうございます」
「あれすぐ無くなるからレアなんです」
「行事の時は争奪戦だよなぁ」
そう言われても・・信じられないよ。
「なるほど。それで、ですか」
「ええっ、ぜひ楠本さんにお願いしたくて」
「分かりました。そういうことなら」
「本当ですかっ？いやぁ、さすが斉藤さん。話が早い」
「え？・・・っと、どういうことでしょう」
部長もなぜか納得してるけど。
どんどん話が進んでくけど。
どういうこと？
「ここからが本題なのですが・・」
山本さんが私に向き合う。
今までのは・・なに？
「楠本さんに新製品開発のお手伝いをお願いしたいのです」
「新製品・・？」
「今回から新たな試みで、食品開発に関わることになったんです」
「・・・はい」
うちの会社は製造業者と販売業者の取次ぎをする商社。
全国各地で作られる商品、主に食品を見つけて、交渉して。
小売店にその商品を置かせてもらう。
だから実際に商品を作る、ということはないんだけど。
「Ｍ社との共同開発でして、ターゲットは働く人」
「働く？」
「仕事中に食べられて、栄養バランスもいいおやつ、がテーマです」
「それなら楠本が適任ですね」
「でしょう？いやぁ、受けてもらえてよかった」
「こちらこそ、お話を頂けて光栄です」
はははっ、て笑ってる山本さんと部長。
あのー、私の意思は無視ですかぁ？
「楠本さん、いかがでしょう？」
「管理栄養士さんのお力をお貸しくださいませんか？」
困惑してる私に佐々木さんが気付いてくれて、
山本さんもようやく？確認してくれる。
どうしよう・・・。
そんな大役、私にできるのかな？
思わず部長を見ると、ふんわり笑って頷いた。
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ミホ(プロフ) - 美唯さん» 美唯さんありがとうございます♪またお待ちしてますね。 (2018年3月21日 17時) (
レス) id: e6b7e30dbe (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - また続き楽しみにしてます (2018年3月7日 1時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ki-bou | 作成日時：2017年1月7日 1時
