【まふまふ】世界にたった1人の魔法使い【歌い手】

とある絵本 ページ31

あるところに、妖精の国がありました





妖精はそれぞれ1つずつ自然の力を使うことが出来、自由に空を飛び回ることが出来ました





力の強い順にアルファ、ベータ、オメガに分かれていましたが




オメガのみ羽を持たず、力も何もありませんでした




そんなオメガは、アルファとベータに、嫌われていました





そんな妖精の世界に、1人の魔法使いが存在しました






あるオメガは、とあるところから魔法使いの少女と仲良くなりました





ところが魔法使いは、妖精の国のえらい人たちに捕まってしまいました






オメガは唯一の妖精の友達のアルファの2人に声をかけて


魔法使いを助けに行きました



魔法使いは驚きました




オメガが助けに来たことと、そのオメガがえらい人たちに酷いことをされたからです






魔法使いは怒りました




魔法使いは自分を捕まえた人たちと



オメガをいじめた人たち全員を殺してしまいました






オメガは魔法使いをなだめましたが



魔法使いは言いました




｢こんな汚れた手では、あなたに触れることができません。｣


オメガはいいました




｢そんなことはありません。ぼくはあなたに救われました｣



｢いいえ、私はあなたを救えません。私は、この世界を壊して、新しい世界を作ります｣





魔法使いは世界を壊し始めました



オメガは消えかける中、泣き続ける魔法使いを抱きしめて言いました



｢あなたが好きです｣




魔法使いは、消えてしまったオメガの温もりを抱きしめて



泣きながら、新しい世界を作り上げました

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