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第26話 ページ27

あなたside





「とまれ!!」


「なんだこいつ…!!」




いままて大人しくしていせいか、わたしは見くびられていたみたい





無意味な拳銃と、能力で攻撃される



すべて、青い光を放つ結界に阻まれた




「うわあああああ!!」

「やめて…!殺さないで!!」





立ちはだかる全ての職員に、私の茨が突き刺さる




茨を引き抜かれた体は、茨と同じ真っ黒の炎で焼かれて消えた





あとすこし




あそこを曲がればまふくんたちがいる





「っ来たぞ!!!」




けたたましい音を立てて、間髪をいれずに能力が放たれた




『…邪魔だよ』



腕を払うと、なぎ倒されるように能力が跳ね返された





複数人で行っていたため、増幅され、より強力になったものだ





いくらアルファでも、これは死んでしまうだろう





『私の忠告を聞かないから…』





まふくんに手を出したら、どうなるか言っておいたのに





『灰になれ』




指を鳴らせば、既に致命傷を負った体が炎に包まれる






『まふくん…』


重たい扉は、真っ青な炎によって溶けて床に散らばった





「っぁ…」



恐怖で声も出なくなった奴らか数名




その奥に





『まふくん!!』


そらるさんと天月くんも、傍に寝転がっている



能力を使いすぎて、治癒能力が落ちているんだろう





「っとまれ!!魔法使い!!」


風の能力…大したことないな







一つ、視線を送るだけで





そいつは足元から凍ってゆく




あと二人





『…』


向き直ったそいつは、指先からさらさらと崩れていく







あと1人




『もう、あんた以外生きていないよ』




なるべく、苦しんでいきなさい






茨が、音を立てて突き刺さる瞬間




ま「A…!だめ!」


ぴたり。眼球の目の前で茨が止まった






『…まふくん…?』

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設定タグ:まふまふ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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あこ(プロフ) - 完結おめでとうございます。前々から涙靜さんの小説を拝見させていただいていました。美しい文章を書く方だな、と思いながら気がつけば、全ての作品に目を通して涙を流していました。また、戻ってきた時は読ませていただきます!お疲れ様でした! (2017年9月24日 11時) (レス) id: 5974906340 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 完結おめでとうございます。引退されてしまうんですね。個人的に作品が大好きなのでまた復活してほしいですね……現実でも頑張ってください!戻ってきても良いんですよ!むしろm(( (2017年8月21日 12時) (レス) id: ef152f27b1 (このIDを非表示/違反報告)
雨理好(プロフ) - 完結おめでとうございます、少し寂しいようなお話とても素敵だったです。最高でした。お疲れ様でした (2017年7月17日 18時) (レス) id: 61675551e5 (このIDを非表示/違反報告)
朧桜 - 完結おめでとうございます!今回の作品も最高でした。また、涙靜さんの作品を読み返して、また沢山泣こうと思います!高校生活頑張って下さいね。 (2017年7月14日 2時) (レス) id: f27162b486 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても良かったです!最高でした!もっとお話読みたかったです…今までお疲れ様でした! (2017年7月13日 22時) (レス) id: 759715a7f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涙靜 | 作成日時:2017年5月27日 20時

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