転生してその辺にいるありふれた住人になったにも関わらず主要キャラクターさんと関わりすぎている気がする【2】

54.考え癖は直らない ページ4

こうして、また頭の中であること無いことをうーんと悩んでいると…




髪の毛を大きく暖かい何かにわしゃわしゃと撫でられたことで、ハッと我に帰った





私がふと向き直ったとき、その頭を撫でていたものは、途端にフリスクの方へと引っ込んだ



「あ、嫌だったらごめんね、何か悩んでたみたいだったし、
なんか……こんなこと言うのも変だけど、ついつい撫でちゃった…」





ｴﾍﾍ、とフリスク。許さない訳も無いけど…その反応は無意識だったりする?







＿＿＿＿それに…背丈から子供っぽかったとでも言いたいのな？




まだまだ子供扱いされる年かもだけどさ







「それで…どう？僕、Aと沢山話して仲良くなりたいなぁ！」



嘘偽り無く、心からそう思っているような純粋な笑みを浮かべながら言うフリスク。





『お誘いありがとうございます、私もフリスクさんとお話したいんです!
あの、こんなのでよければ友達に…!!』




まさに初対面のようにきょどきょどと



それに恥が伝わるような言い方になってしまったが…




「それは……
勿論、喜んで…これからよろしくね、A。」




快く、よろしくねと言ってくれたフリスク。





私と握手をしてから、見かけによらずとも子供っぽくはしゃぎ出し色々な事をペラペラと話し出した



そんな初めて見た明るい一面に、私は何故だか自然と微笑ましさを感じてしまった






2人でわいわいと話をしていると、ｽｯとブルっちが何やらお茶とお菓子を持ってきてくれたようだった


気使わせちゃったかな…




「＿＿＿!ｳﾚｼｿｳ…ｱ、ｴｰﾄ……
話してる所ｺﾞﾒﾝﾈ…A、フリスク…ちょっとだけﾀﾞｹﾄﾞ……お菓子ｱｹﾞﾙﾖ」




ﾎﾞｸは食べられないから、二人で食べてﾈ…と、色鮮やかなクッキーを持ってきてくれた






「ありがとうブルっち…
今日はいい休日になりそうだよ！」ﾆｺ

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