愛して「24」 ページ26
───……何にも頭に入らなかった。
ふと気付いた時には、もう終わってて、
皆が、帰るところだった。
「Aごめん!今日はその〜」
凪紗がやってきて、目の前で手を合わせる。
後ろには、彼氏が居るから多分二人で帰るんだろう。
そんな所を私は邪魔しちゃ駄目だし、最近は私の事を気遣ってくれてたから彼氏との時間もあまりなかったんだろうな。
_____私のせいでごめんね。
『全然大丈夫!また明日ね、凪紗!』
顔を赤くして彼氏と教室から出ていく凪紗を笑顔で見送る。
もし、私と黒尾があんなに仲が良かったら一緒に帰れたのかな
何故か、他の友達と帰る元気がなく、一人でトボトボと帰っていた。
「あれ?お姉さん一人?」
『えっ…』
いきなり声をかけられて振り向くと、
男二人が、此方に向かって来ていた。
「丁度良かったー。俺等も暇なんだよね。一緒にどっか行かない?」
『えっえっと…』
「君本当に可愛いね〜名前は?」
『え、いや……』
どうしよ、怖い。
恐怖が私の心を支配する。
次々と質問され、どうしたらいいのか戸惑い、掌をぎゅっと握りしめた時。
「あ、A〜!待ったか?」
『え……』
誰も待っていないのに、声をかけられた。
しかし、
男達は
「ちっなんだよ。彼氏持ちかよ」
「あんだけ、可愛けりゃそりゃあ居るわな」
と、そそくさと何処かに行ってしまった。
『あ、ありがと。
──────……』
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わたがし(プロフ) - あぁ...相変わらず面白いです...ちょっと悲しい系?はあんまり見ないんですけどこれはめっちゃ好きです!頑張ってください! (2018年8月27日 20時) (レス) id: c9d59761fa (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - あぁ続きが早く読みたい…… (2018年8月24日 17時) (レス) id: 2022abf856 (このIDを非表示/違反報告)
にっしー - 大好き。 (2018年8月9日 10時) (レス) id: 396b4cc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
かまいたち(プロフ) - お久しぶりです!待ってました!本当に今回も面白かったです〜!これからも生意気ですけど頑張ってください! (2018年8月6日 15時) (レス) id: 2b99168124 (このIDを非表示/違反報告)
RIRINGO(プロフ) - そうですよね…疑心暗鬼になるのもわかりますよ…(T_T)無理しないでくださいね (2018年8月2日 13時) (レス) id: 0d8d30fe99 (このIDを非表示/違反報告)
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