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愛して「23」 ページ25

ブラブラと校内を歩く黒尾。
其れに、着いていく私。


周りでは、劇の準備をしていて、大忙しそうだった。
裏方のである凪沙の処に行こうと思ったけど、黒尾が何故か行かせてくれない。


然し、歩いてからずっと無言で重い空気に包まれていた。

この空気にたいきれず、私から話しかけてみた。



『あっの、なん、のはな…し?』


ちょっと、躓いてたけど、伝わっただろう。
黒尾が後ろを向く。



「ん?あぁ、ちょっと…な。もう少しで着くから。」


着く?何処か目的地があるのだろうか?
不思議に思いながらついていってみると、そこは________





『空、き…教室…?』


誰も使っていなく、人の気配が全くしない教室だった。



「んで、話だけど
最近、西園寺と近くない?」


 
『……ぇ』

 
「この前だって、俺の前で抱き合ってたじゃん」

『あっれは…零が抱きついて来たからで…』



「じゃあ、引っ張ればいいじゃん」

『…』



確かにそうだ。
私が嫌だと言えば、零も離れてくれたかもしれない。
私は人肌が恋しかったのかもしれない。




「_____俺に見せ付けたいの?」

『っちがっ…!』


「違わないだろ!!!彼氏の前で他の男とイチャイチャして?挙げ句の果てには抱き合う?それに加え、一緒に劇?

そんなに、西園寺の方が良いのかよ…」


違う…違うよ黒尾。

そう言いたいのに…そう拒否りたいのに


_____声が出ない。




「さっきの赤い顔も西園寺に何か言われたんだろ?嬉しくなったか?彼氏じゃなくて、他の男に言われて、どうせ「好き」だって、言われたんだろ?

他の男に手を出して、面白いか?」



『っ…!手を出してなんかない…!』



「お前にはそんな風に思ってないだろうけど、俺にはそう見えるんだよ。」



ねぇ、どうして……?
どうして、分かってくれないの?



「俺の苦労も知らないで…そんなに西園寺の処が良いならそっちに行けよ!!!!!!


____________あっ」




黒尾が大きい声で私に叫んだ
苦労も知らないで…か


『…ろ……わ、しき…な…………に』

「は?な、なんて…」



私は黒尾も声に耳を傾けずに、
皆が、居る所に戻った。



何が、俺の苦労も知らないで?
私の事を放ったらかしにしてたのは貴方じゃない。
どうせ、私の事なんて、眼中にないんでしょ?

私の事なんて、周りの女の二の次。
もう分けわかんないよっ…!



今は、ただ…
人肌が恋しくなってるの。

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わたがし(プロフ) - あぁ...相変わらず面白いです...ちょっと悲しい系?はあんまり見ないんですけどこれはめっちゃ好きです!頑張ってください! (2018年8月27日 20時) (レス) id: c9d59761fa (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - あぁ続きが早く読みたい…… (2018年8月24日 17時) (レス) id: 2022abf856 (このIDを非表示/違反報告)
にっしー - 大好き。 (2018年8月9日 10時) (レス) id: 396b4cc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
かまいたち(プロフ) - お久しぶりです!待ってました!本当に今回も面白かったです〜!これからも生意気ですけど頑張ってください! (2018年8月6日 15時) (レス) id: 2b99168124 (このIDを非表示/違反報告)
RIRINGO(プロフ) - そうですよね…疑心暗鬼になるのもわかりますよ…(T_T)無理しないでくださいね (2018年8月2日 13時) (レス) id: 0d8d30fe99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロネコ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年7月17日 13時

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